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練習生を脅迫した疑惑で裁判中…韓国大手芸能事務所YGエンタの創業者が3年間も沈黙し続けた理由

  • 2022.11.3

韓国の大手芸能事務所YGエンターテインメントの創業者で、元代表プロデューサーのヤン・ヒョンソクが3年ぶりに被告人の立場で口を開いた。

すでに検察とメディアの癒着など公益情報の提供と関連したすべての容疑は、嫌疑なしとなった。最後に、麻薬容疑で拘束収監中の元YGエンタ練習生ハン・ソヒを脅迫し、ボーイズグループiKON出身のB.Iの麻薬事件の供述を覆したという容疑で裁判を受けている。

警察の取り調べから始まり、約3年にわたる長い裁判の間、ヤン・ヒョンソクは一様に沈黙を守った。

なぜだろうか。

3年間も沈黙した理由

 

11月1日午後、ソウル中央地方裁判所・第23刑事部(チョ・ビョング、キム・ソマン、キム・ブソン)の主幹で開かれた特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(報復脅迫など)に関する裁判の被告人尋問を通じて、ヤン・ヒョンソクはこれまでのもどかしくて悔しい本音を明らかにした。

世論の一方的な“魔女狩り”に口をつぐんだ彼は、裁判過程で今回の事件の真相が少しずつ明らかになることを待ちながら、3年を過ごしたわけだ。

(写真提供=OSEN)ヤン・ヒョンソク元代表PD

検察は被告人尋問の過程でヤン・ヒョンソクに、ハン・ソヒからお金を出せという脅迫を受けたのに、なぜマスコミに公開しなかったのかと尋ねた。ヤン・ヒョンソクは「調査を受けた3年間、一度もマスコミに対応したことがない。私も会社も立場を出したことがなく、歪曲された記事を見ながらも、一度も立場を出さなかった。(脅迫した事実がない)状況に対する証拠を十分に提出したためだ」と答えた。

これまでヤン・ヒョンソクは、警察と検察から様々な犯罪容疑を受け、取り調べを受けた。それらの容疑は、ほとんどが嫌疑なしか不起訴処分を受けた。特に今回の裁判の引き金となったハン・ソヒの公益情報提供と関連した“癒着”など数多くの疑惑は、すべて検察と警察の捜査の末、ほとんど嫌疑なしで終結した。

公益情報提供の発表当時、世の中が覆されそうな疑惑が明らかになるようだったが、長い裁判を通じて明らかになったのは、脅迫する対象と理由の実体がはたして何かという疑問符だけだった。

脅迫罪の起訴によってヤン・ヒョンソクは、取り返しのつかないイメージの毀損を受けたが、無実と訴える手段も挽回する方法もなかったのが事実だ。どこから釈明すればいいのかわからない誤解と疑惑が積もっていくなかで、最終的にヤン・ヒョンソクは長い沈黙に入らざるを得なかったことだろう。

一方で脅迫された主張したハン・ソヒは、執行猶予期間中に麻薬の再犯疑惑と裁判過程での騒動、頻繁な出席遅延などで物議をかもした。

ヤン・ヒョンソクはこの日の裁判で、「2年余り調査を受けながら私が感じたところでは、警察でも検察でもハン・ソヒの一貫した立場だけを受け入れたが、私の話を受け入れることがなかった」と話した。

脅迫したというヤン・ヒョンソクは、むしろハン・ソヒに対してどれだけ気をつけたかを今回の供述で打ち明けた。 

「(脅迫などの告訴人の主張は)ほとんど事実ではない」とし、「“良い子にならないと。悪い子になってどうするのか”という言葉は、ハン・ソヒが麻薬事件で調査を受けたから言った言葉であって、B.Iと関連して言った言葉ではない。1992年にデビューし、30年間も芸能人として生きた。私がハン・ソヒにそんなことを言うことは想像もできない。普段から慎重に話すが、ハン・ソヒにはさらに注意していたのに、どうして脅迫できるのか」と反問し、虚しさを隠さなかった。

なおハン・ソヒは今年4月、証人として出席し、「ここで、この人(ヤン・ヒョンソク)の言うことを聞かないと死ぬと思った。あまりにも私を脅迫するから怖かったし、私が知っていた人ではないように見えた」と主張した経緯がある。

(記事提供=OSEN)

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