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“信じて見る”俳優陣×人気監督が織りなす新ドラマ、視聴率の高さで見せつけた話題性

  • 2022.11.3

初放送から大作の兆しを見せるドラマ『カーテンコール』(原題)が話題だ。

11月1日、視聴率調査会社ニールセンコリアによると、前日の10月31日に初放送されたKBS2TVのドラマ『カーテンコール』は7.2%の視聴率を記録した。視聴率5%でも「人気作だ」といわれる最近のドラマ界においては、大注目に値する記録だ。

『カーテンコール』は、タイムリミット付きの“おばあさん”の願いを叶えるため、前代未聞の特命を受けた1人の男をはじめとする人々の話を描いたドラマだ。1950年代ではきれいで美しかった“おばあさん”チャ・グムスンをコ・ドゥシムが演じる。一方、おばあさんの若い頃と2020年代おばあさんの孫娘で、堂々とした魅力あふれるホテルの総支配人パク・セヨンをハ・ジウォンが、カン・ハヌルは、1950年代で、おばあさんの夫ジョンムンを、現代では楽観的な無名演劇俳優ユ・ジェホンを演じる。

なぜ期待作と言われるのか

 

俳優たちの熱演がドラマの人気を高めた。大人気を博した人生ドラマ『椿の花咲く頃』に出演したコ・ドゥシムとカン・ハヌルが『カーテンコール』で再び共演し、劇中ではあるが本物のような母親と息子として再会した2人の存在感が、強い影響力を呼んでいる。

また、演出も好評を博している。演出を手掛けたユン・サンホ監督は先立って、ドラマ『太王四神記』から始まり『月が浮かぶ川』『風と雲と雨』『師任堂、色の日記』など、さまざまな作品で好評を受けている。主に、時代劇と現代劇で強い印象を残した監督であるだけに、『カーテンコール』への期待は高い。

(画像提供=Victory Contents)

何より、『カーテンコール』特有の温かい雰囲気がドラマへの没入感を高める。詐欺劇とはいえ、タイムリミットのある患者の願いを叶えるための善意に基づいた話で、温かさを感じる。

10月29日に発生した梨泰院・雑踏惨事で韓国国民の心が疲れ、騒々しいなかで、現実的だが暖かい感性を含んだ『カーテンコール』が慰めを与えただろう。ニュース特番、番組放送時間短縮、さらに制作発表会まで取り消しになったときも『カーテンコール』の初放送を決めた放送会社と制作陣の粘り強さに理由があった。

(画像提供=Victory Contents)

俳優たちの熱演に繊細な演出で満ちあふれたドラマ『カーテンコール』はヒット作の仲間入りはできるのか。幕の上がり始めは順調だ。ドラマのタイトルの通り、このドラマの“カーテンコール”に期待が寄せられている。

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