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Netflix『ウ・ヨンウ』で度々登場した“自然保護の象徴”クジラ、海洋ゴミ問題を見つめなおす契機に

  • 2022.11.1

Netflix大人気ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で数多く登場したクジラに続き、バラエティー番組でも大きなクジラが現れて注目を集めている。

最近放送を終えたSBS特集バラエティ『エコアイランド天使島』(原題)に登場したクジラ。体長だけで4メートルを超える大きさで、海洋にあるゴミの中でも再利用が最も難しい魚介類を捕獲するために用いる網、漁網を主材料とした芸術品だ。朝鮮大学現代造形メディア専攻学生チームの14人が、2日間徹夜をしながら作業を行った末に完成した。

出演者、ため息の原因とは

 

作品名は「プラスチッククジラの航海」で、プラスチックでいっぱいの海の中で水面上に顔を持ち上げて空を見上げている姿だ。これを見た俳優パク・チニは「クジラの苦痛が感じられるようだ」とし、深いため息をついた。

自然保護の象徴だったクジラが、プラスチックでお腹を満たし、息絶えた状態で陸へ流れつくなど、絶滅の危機に瀕しているという現実を表している。

(写真提供=SBS)

俳優ホン・ソクチョンは海洋生態系を脅かすゴミに、「直ちにどうすればいいのか」と、不安感を見せた。また、『エコアイランド天使島』は出演者だけでなくスタッフ全員が「ゼロ・ウェイスト」生活に参加した。

一般的に撮影現場で使用するプラスチックミネラルウォーターのペットボトルをなくすために浄水器を設置し、タンブラーを利用して各種使い捨て用品と、生ゴミの排出最小化に乗り出した。おかげで撮影現場で80人を越える全スタッフが排出したゴミの総量は、20Lゴミ袋2個にも満たなかったという。

(写真提供=SBS)

海洋生態専門家のキム・ジョンソン教授とホン・ソクチョン、パク・ジニ、キム・ギヒョクは、視聴者へ海の爽やかな空気を感じさせた。撮影地だった大光(テグァン)海辺は、世界自然遺産に登録された干潟と、実施するビーチ・マリーナ・観光ボートを対象とした世界で最も歴史ある国際認証制度「ブルーフラッグ」を受けた、環境にやさしい海水浴場であるにもかかわらず、前日の台風によってプラスチックのゴミが陸へ流れ着いていた。海洋ゴミ問題は、全地球で努力すべき問題であることを改めて感じさせた。

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