シルベスター・スタローン、離婚危機で家族への愛を再認識

今年8月、結婚生活が回復不可能なほど破綻しているとして、25年連れ添った妻のジェニファー・フレイヴィンから離婚を申請されたシルベスター・スタローン。話し合いを行った結果、スタローンは離婚を免れることができたが、これがきっかけで家族の重要性に気づかされたと「サンデー・タイムズ」紙のインタビューで語った。

「あれには酷く動揺したと言っておこう」と明かし、こう続ける。「一番大切なことは何なのか、それは家族への愛なのだと再認識させられた。仕事より大切なものだと、高い代償を払って学んだ」

前妻サーシャ・チャックとの間に2人の息子、そしてジェニファーとの間に3人の娘がいるスタローンだが、家族の一員であるということ、特に父親であることについて、考えを深めたと振り返る。「子どもたちが成長する間、俺は十分な注意を払ってこなかった。仕事ばかりだったが、最近は、『OK、先は長くないぞ、子どもたちの話を聞こうじゃないか』と思うようになった」

娘たちに対しては失った時間を取り戻し、彼女たちの生活に少し関わることが出来るようになったという。「その日あったことを聞くんだ。すると最初はそっけなかった。だけどある日、『ちょうどパパのことを考えてた』と言うんだ。なんてことだ。そんなこと人生で初めて言われたよ。娘たちは、俺が気遣っているとわかると、それに応えてくれるんだ」

Text: Tae Terai