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【今から間に合う『スベクヒャン』】序盤はどれほど波乱万丈な展開になっていたか

  • 2022.10.31
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テレビ東京の韓流プレミアでスタートした『帝王の娘 スベクヒャン』は、10月28日に第5話が放送されて序盤がますます面白くなってきた。

ドラマは百済(ペクチェ)の王朝物語だ。この国は古代の三国時代のとき、高句麗(コグリョ)、新羅(シルラ)と激しく覇権を争っていた。

それゆえ戦乱がとても多かったのだが、優秀な将軍として国土を守ったのが佐平(チャピョン/最高の官職)のユンだった。イ・ジェリョンが演じている。

彼の愛する女性がチェファ(ミョン・セビン)だ。彼女はユンの子供を身ごもっていた。しかし、チェファがその妊娠をユンに知らせる前に大事件が起きた。彼女の父親が東城(トンソン)王を毒矢で殺してしまったのだ。

激怒したユンはチェファの父親を自害させて、自ら王位に就いた。それが25代王の武寧(ムリョン)王である。

画像=MBC
朝鮮王朝物語とは違う個性

彼は愛するチェファの身をずっと心配していたのだが、彼女は父親の自害する際に一緒に死んだと知らされた。しかし、それは偽りの情報だった。チェファは死ぬつもりだったが、使用人のクチョン(ユン・テヨン)に助けられて生きていたのだ。そして、チェファはクチョンに支えられて、やがて女児を出産するのであった。その子が後のスベクヒャンである。

一方、国王となったユンは、幼い自分の子供と東城王の息子だった太子を入れ替える。それは、東城王の遺志に応えるためだった。こうして2人の子供たちの運命も反転していくことになる。

ここまでが第5話までの話だ。

先王の殺害と新しい王の即位、秘かに生まれた王の娘、そして、入れ替わった息子たち……非常にスリリングな展開で序盤が進んでいき、とても面白い流れになってきた。

実際、『帝王の娘 スベクヒャン』には古代の時代劇らしいスケールの大きさがあり、見慣れた朝鮮王朝物語とは違う個性が際立っている。壮大な歴史もよく描かれているので、古代史にも興味を持つことができるだろう。

これからの展開が本当に楽しみだ。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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