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「今度こそ父親になりたいんだ」娘に見向きもしなかった夫が変わった。変化を実感した妻の決断は?

  • 2022.10.30

妻が離婚を決意し実家へ娘を連れて帰ってしまった。その後地震が発生し、妻子と義両親は伯父の家で生活し、夫は新幹線で家族の元へ通いながら、娘と遊んだり、お世話をする時間をつくっていった。

ある夜、妻が夜中にふと目を覚ますと夫と娘の姿がなくなっていた!

夫と娘を探しにリビングへ行くと、夜泣きした娘をあやす夫の姿があった。

眠った娘を抱いて戻ってきた夫へ「ありがとう。全然泣いたの気づかなかった」と声をかけると、夫は「疲れが溜まってるんだよ」と気遣いの言葉をかけた。

以前の彼は、娘の泣き声に「うるさい」と言うだけで背を向けて寝続けたり、隣で娘が泣いていてもスマホをいじってばかりで見向きもしようとしなかったのに……!

少しずつ昔のやさしい夫に戻っていくことを実感しはじめて……。

「今度こそ結の父親になりたい」

「カズ君、結に向き合ってくれてありがとう……」

妻は気持ちを伝えた。本来、父親なんだから、娘と向き合うのは当然のこと。でも、これまで娘に見向きもしなかった夫が変わってくれたことは、ここ最近の様子を見て明らかだ。それが、素直にうれしかった。

「俺、今度こそ結の父親になりたいんだ」

夫は今の気持ちを伝えた。

翌日、義実家の検査を行い、倒壊の危険性はないとのことで、家へ戻れることになった。そこで、母から質問が。

「雪穂と結ちゃんは、どうするの?」

義実家へ戻るか、それとも夫と3人で住んでいた家へ戻るか。妻が"ようやく変わった夫"を受け入れ「離婚しない」という選択をするか、それともーーー。


著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち

ベビーカレンダー編集部

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