レトロ缶＆レトロ包装紙がかわいい！発酵バター香る修道院の「トラピストクッキー」【旅するデザイナーがおすすめする旅先でのお土産たち！】

 

映画のように美しい並木道の先にある、日本で最初の修道院「トラピスト修道院」

北海道の厚沢部町という街の保育園に「保育園留学」ができるということで、3歳の息子と「保育園留学」を体験しに。厚沢部町は函館市内から車で約1時間の場所にあります。すっかり朝晩はダウンがないと過ごすことができない北海道。本州とは違う空気と広大な畑、見渡す限りの自然を堪能できます。

保育園留学の帰り、津軽海峡を望む道南の丘に建つ「トラピスト修道院」に寄りました。「トラピスト修道院」は、明治29年（1896年）にフランスから来日した9名の修道士によって創立されたのだそう。トラピストの名で知られる「厳律シトー会」は、カトリック教会に属する祈りと労働を標語に神と人々に奉仕する修道会で、豊かな自然に育まれたつつましい修道生活をしています。修道士たちは原野を開拓。酪農をいち早く導入し、ここからトラピスト乳製品として知られる製品を生み出しました。なかでも、自家製の発酵バターを使ったトラピストバターやクッキー、バター飴は、大人気です。

 

教会まで一直線に伸びる美しい並木の坂の先に修道院はあります。なんだか映画やゲームの世界のよう。

 

一般人を拒むように固く閉ざされた門と高い塀に囲まれた修道院。修道士達は外界との接触を絶ち、沈黙を守りながら神に祈りを捧げているのでしょう。

 

院内は入ることはできませんが、外から眺めることができます。辺りは厳粛な空気が漂っていてシン、、としています。

 

門の左右には小さな資料室があり、修道院の歴史や修道士の生活などが紹介されています。

 

製造開始から85年以上変わらぬ美味しさで愛される、レトロ可愛いトラピストクッキー

帰りには駐車場からすぐの場所にある売店でソフトクリームと、お土産に「トラピストクッキー」を購入。

修道院に併設する工場で修道士たちが作るお菓子は昔からのレシピを守っていて、添加物も不使用。素朴だけど発酵バターが香る深い味わいにファンも多いのです。

 

この売店でしか食べられないソフトクリームは驚くほどズッシリ！！よく見るソフトクリームの倍くらい巻いていたような、、。ソフトクリームにもバターが使われていてしっかり濃厚な味わい。生クリームのソフトクリームのような不思議なやさしい口当たり。スプーンの代わりに「トラピストクッキー」が1枚付いてきます。嬉しいことがいっぱい。

 

そして今回お土産で購入したのが、ソフトクリームにも刺さっていたこの「トラピストクッキー」。中世から続くフランスのシトー会修道院の伝統製法によるトラピスト発酵バターと風味豊かなバターミルクをたっぷり使った、人気商品の一つです。

「TRAPPIST COOKIE」の文字よりも「乳製品」が目立つレトロな包装紙。テープの「トラピストバター」「トラピストクッキー」の文字もかわいい！きっと昔から変わっていないのだろうなと感じるデザイン。

 

レトロな缶を開けると、キレイにギッシリ詰まったクッキーが。立てて缶に入れているクッキーは珍しいのでは。つい写真に撮りたくなります。

 

想像していたよりもサクサクした軽い食感！発酵バターの香りが広がり、どこか懐かしさ感じる素朴なクッキー。でもついつい次の袋！と、止まらなくなります。じっくり噛み締めると、とても丁寧に作られたクッキーだという事がわかります。

 

日本で最初の修道院で作られている「トラピストクッキー」。お土産として人気な秘密がわかりました。函館に行かれる方はぜひお土産に。

 

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