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「壁に空いた穴、どうしてる?」自分で簡単にできるリペア方法とは《プロ直伝》

  • 2022.12.28
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こんにちは!

趣味と実益を兼ねて、築50年の自宅をセルフリノベーションしているDIYライター、柴野です。

時計を掛けていたネジを抜いたら、思ったよりも大きな穴があいてしまった。ポスターを何度も押しピンで貼り付けていたら、無数の穴が残って悪目立ちしてしまった…。そんな経験、ありませんか?

原状回復が前提の賃貸物件だと、退去時に敷金が戻ってこないケースもありえます。持ち家でも、そのためだけに壁紙を貼り替えてリフォームするのは面倒ですよね。

そこで、クロス壁にあけてしまった穴を手軽に補修する方法をご紹介します!

【リペア方法①】専用充てん材で補修する

クロス壁用充てん材

(左)クロスの穴うめ材スーパー/建築の友 税込568円
(右)穴うめ職人 3本セット/ハウスボックス 税込780円

押しピンやネジであいた程度の穴であれば、専用の充てん材を使って補修する方法がもっとも簡単です。

この充てん材は、固化するとゴムのようになる樹脂が主成分で、誰でも扱いやすいのが特長です。ホームセンターやネット通販などで購入できるほか、100円均一ショップでも売られています。

どのメーカーのものを選んでも品質は大きく変わりませんが、補修箇所のクロス(壁紙)の色とマッチするものを選ぶ必要があります。

ホワイト、オフホワイト、ベージュ、アイボリーなど、同じ白系であっても色のバリエーションが複数あります。できれば、実際にどんな色になるのか、目立たない箇所で試し塗りしてみるとよいでしょう。

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補修の方法は、隠したい穴に充てん材を注入するだけ。

使用する充てん材が熱膨張材を配合したタイプなら、流し込んだあとすぐに、ドライヤーの熱風で温めることで、より自然なふくらみを再生できます。

膨張材を含まないタイプでは、固化後に肉やせすることを想定して、やや盛り上がるくらいの量を注入するのがコツです。

【作業時のポイント】

  • 補修箇所のクロスに近い色の充てん材を選ぶ
  • 注入後にドライヤーで温める(熱膨張材が配合されている場合)

【リペア方法】②専用シールで補修する

クロスパッチ 小穴用/建築の友

クロスパッチ 小穴用/建築の友
税込533円

もっと手っ取り早く補修したいのなら、壁紙と同じテクスチャーのシールを貼り付ける方法もあります。表面に凹凸があるシールを貼り付けるだけでも、十分にキズや穴を隠せます。

こちらも、充てん材と同じく、元のクロスと同じ色・質感のものを選ぶことが大切です。

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ネジであいた穴は、縁がわずかに盛り上がっている場合があるので、歯ブラシの柄など固いもので平らにならしておくとよいでしょう。

【作業時のポイント】

  • 補修箇所のクロスに近い色、穴の大きさに合わせたサイズの補修シールを選ぶ
  • シールを貼る前に穴の周囲を平らにならしておく

 

※記事内の情報は投稿および記事執筆時点の情報です。価格変更や売り切れ、販売終了の可能性もございますので、ご了承くださいませ。



著者:柴野 聰(しばの そう)
DIYライター。1978年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリー転向。多くのDIY実用書の制作に携わる。現在、築50年の木造戸建てをDIYでセルフリノベーションしながら生活する。