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京都らしい竹建築でオーガニックコーヒーと焼菓子を。鈴虫寺近くのカフェ「BAMBOO COFFEE」

  • 2022.10.27
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京都・松尾エリアにある「BAMBOO COFFEE(バンブーコーヒー)」は、隠れた名建築としても知られる「かぐや姫竹御殿」にオープンしたカフェ。店内には「竹御殿」の名の通り、壁や天井など隅々まで竹で表現された和の空間と、ブルックリンスタイルの洗練された洋の空間が広がります。丁寧に入れられたコーヒーやほっとする味わいの焼菓子とともに空間を楽しみたいスポットです。

京都らしい竹建築でオーガニックコーヒーと焼菓子を。鈴虫寺近くのカフェ「BAMBOO COFFEE」
京都らしい竹建築でオーガニックコーヒーと焼菓子を。鈴虫寺近くのカフェ「BAMBOO COFFEE」
知る人ぞ知る名建築がカフェとしてオープン
京都らしい竹建築でオーガニックコーヒーと焼菓子を。鈴虫寺近くのカフェ「BAMBOO COFFEE」
秋にはお庭で紅葉を楽しめるのだそう

阪急松尾大社駅から歩いて15分ほど。鈴虫寺や苔寺の近くに「BAMBOO COFFEE」があります。

お店があるのは「かぐや姫竹御殿」と呼ばれる建物。竹職人の長野清助氏が昭和25年から27年もの期間をかけて作り上げた竹建築で、鈴虫寺などを訪れる人たちの目を引く存在としても知られています。もとは長野氏の親族が管理していましたが、近所に住んでいたというオーナーの谷口さんが竹御殿の素晴らしい建築を残したいと思い、カフェとして新たにスタートすることになりました。

竹づくしの空間に癒されて
京都らしい竹建築でオーガニックコーヒーと焼菓子を。鈴虫寺近くのカフェ「BAMBOO COFFEE」
窓からお庭を望むこともできる

「BAMBOO COFFEE」の見どころの1つは、かつて客殿として使われていた和室。天井や壁などに竹がふんだんに使われています。パッと目を引く独特なデザインの壁は、長野氏の名前を冠した「清助貼り」とも呼ばれるもの。竹のかけらをモザイクタイルのように貼り付けています。建築時からほぼ手を加えておらず、時間の経過とともに変わっていく風合いも楽しみのひとつなのだそうです。

ほかにも、お庭の竹や、茶室として使われていた小さな本殿もぜひ見てほしいスポット。店内を散策して写真におさめる人も多いのだそうです。

京都らしい竹建築でオーガニックコーヒーと焼菓子を。鈴虫寺近くのカフェ「BAMBOO COFFEE」
観光や散策で訪れる人はもちろん、近所の人たちの憩いのスポットにもなっている

お店を入ってすぐのカフェスペースはブルックリンスタイルにリノベーションしており、竹建築の和の空間とは異なる雰囲気を楽しむことができます。古材を使った床やモルタルの壁、木を組んで表現した天井、アンティークのインテリアなど、あらゆる場所にこだわりが詰まっています。和と洋のスペースともに隅々までじっくりと眺めたくなるような空間です。

丁寧にドリップされたコーヒーでほっとひと息
京都らしい竹建築でオーガニックコーヒーと焼菓子を。鈴虫寺近くのカフェ「BAMBOO COFFEE」
「ホットコーヒー」580円

コーヒーは、化学肥料や農薬などを使っていないオーガニックのコーヒー豆、そして、小規模農園と適正な価格で取引されたフェアトレードのものを使用。生産者とコーヒーを飲む人のどちらにもやさしく、ポジティブな循環を大切にしたいというオーナーの思いが込められています。深煎り、中煎り、浅煎りから好みのものを選ぶことができ、本格的な味わいを楽しめます。
ほかにも、無添加のものを数種類ブレンドしたさわやかなレモネードをはじめ、オーガニックティー、アルコールなどさまざまなドリンクがそろいます。

コーヒーと一緒に味わいたい素朴な焼菓子
京都らしい竹建築でオーガニックコーヒーと焼菓子を。鈴虫寺近くのカフェ「BAMBOO COFFEE」
左から「栗のタルト」480円、「オレンジのアップサイドダウンケーキ」420円

店内に並ぶ焼菓子は、店舗を持たないお菓子屋さんにお願いして作ってもらっているのだそうです。生地のサクサク感とラム酒が効いた栗を贅沢に味わえるタルトや、甘酸っぱいオレンジがアクセントになったケーキをはじめ、スコーンやパウンドケーキ、クッキーなど、コーヒーと相性抜群なお菓子がそろいます。季節の素材をふんだんに取り入れており、期間限定のものも多いので、その時々の味を楽しみに訪れたいですね。ドリンクとスイーツはテイクアウトも可能なので、散策と一緒に楽しむのもおすすめですよ。

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