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甘じょっぱい味わいの"サルシッチャ風ポークサンド"

  • 2022.10.27

イタリア式の腸詰“サルシッチャ”をパティに見立て、塩バーガースタイルにリメイク。豚肉と相性のよい甘味のフルーツ、バナナの添え方にも工夫あり。重ねるだけでは終わらないガストロノミックな“肉サンド”秘蔵レシピ第13弾。東京・神楽坂にある大人気のビストロ「BOLT(ボルト)」のオーナーシェフの仲田高広さんが指南します。

甘じょっぱい味わいの"サルシッチャ風ポークサンド"

■“サルシッチャ風ポークサンド”のつくり方

本来はサルシッチャ(腸詰)に詰める豚ミンチのたねを、ソーセージ型ではなく丸型のパティに成形。ジューシーな肉汁とバンズ、バナナフランベと隠し味のチャツネの甘味、チーズのコクが合体し、旨味爆弾となって口の中で弾ける。ホップのきいたクラフトビールと合わせて最高。

豚肉の旨味を上げるスパイスづかい
イタリアでは“フィノッキオ”と呼ぶサルシッチャの定番スパイス、フェンネルシードとにんにく風味をきかせてスパイシーな肉だねに。パティの成形はセルクルを使うと簡単。


◇材料 (2人分)

豚ひき肉:250g
ブリオッシュバンズ:2個
A :
・ 塩:2.8g
・ フェンネルシード:小さじ1/4
・ にんにくパウダー:1g
バナナ:1/2本
B :
・ 塩:少々
・ グラニュー糖:小さじ1
バター:小さじ1
ブランデー:小さじ2
チェダーチーズ:2枚(スライス)
C :(混ぜておく)
・ チャツネ:大さじ1
・ スイートチリ:大さじ1


(1)肉だねの下準備
豚肉とAをボウルに合わせ、手で練り混ぜる。2等分してセルクルに詰め、成形する。

肉だねの下準備
肉だねの下準備

(2)肉だねを焼く
フライパンを熱し、①を焼く。片面が焼けたら裏に返し、フタをして蒸し焼きに。串を刺して透明の肉汁が出てくればOK。

(3)バナナをフランベする
バナナは縦3つに手で割き、内側のザラザラした面に塩をふり、グラニュー糖をまぶす。フライパンにバターを温め、バナナの砂糖がついている側を下に入れ、中火でソテーする。うっすらと焼き色がついたらブランデーをふり入れ、フランベしてアルコールをとばす。

バナナをフランベする
バナナをフランベする
バナナをフランベする
バナナをフランベする

(4)バンズの下準備
バンズを横半分にカットし、下半分のみをかるくトースト。断面にCを塗る。

(5)仕上げる
④に②、③をのせ、チーズを重ねてのせ、バーナーで炙ってチーズを溶かす。バンズの上半分をのせて挟む。
※バーナーがない場合は、オーブントースターや魚焼きグリルに入れてもOK。

仕上げる
仕上げる
完成
完成

――教える人

「「BOLT」オーナーシェフ仲田高広さん」

1981年生まれ。東京都出身。調理師学校卒業後、東京・銀座にあるフレンチの名店「マルディグラ」や、「レスプリミタニ」(閉店)で修業。その後フランスでの修業を経てオーストラリアへ。メルボルンのレストランやビストロなどで計6年間経験を積む。帰国後、東京・赤坂の居酒屋「まるしげ夢葉家」で修業し、2017年、居酒屋的感覚で自由にフレンチが楽しめる店「BOLT」を東京・神楽坂に開店。9席のカウンターは、毎晩食いしん坊の大人たちで満席だ。


店内
店内
外観
外観

◇店舗情報

「BOLT」
【住所】東京都新宿区箪笥町27 神楽坂佐藤ビル 1F
【電話番号】03‐5579‐8740
【営業時間】17:00~24:00(閉店)
【定休日】月曜、第2・4火曜
【アクセス】都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂駅」より徒歩1分


文:堀越典子 撮影:海老原俊之

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