どのような体勢で受けるの？恥ずかしくない？お尻の脱毛について医師がアンサー！

自己処理が難しいOライン。自分では難しいからこそ、プロの手を借りてキレイになりましょう。今回は、全国で24院展開する医療脱毛専門院『リゼクリニック』新宿三丁目院の院長・大地まさ代先生にOライン脱毛について伺いました。

Oライン脱毛（お尻の脱毛）のメリットを教えてください

・ニオイの軽減

Oラインを含むVIOゾーンは非常に雑菌が繁殖しやすく、この繁殖した雑菌から気になるニオイが発生します。毛の処理を行うことで雑菌の温床をなくし、ニオイを軽減することが期待できます。

・清潔に保つ

肛門のまわりは湿っぽく、常に下着も身につけているため、他の部位に比べ非常に雑菌が繁殖しやすくなっている部位でもあります。雑菌の温床となる毛の処理を行うことで清潔に保ちやすくなります。

・拭き取りが楽

排泄時や生理の経血の拭き取りの際、拭き取ったつもりでも毛の間や皮膚に残りやすい部位です。毛の処理を行うことで拭き取りが楽になり、清潔に保ちやすくかぶれの予防になります。

・自己処理からの解放

Oライン（肛門周り）は、比較的濃く太い毛が生えやすい部位ですが、自分では見えにくく自己処理も難しい部位です。脱毛をすることで日々の自己処理の手間から解放されます。

Oライン脱毛にかかる期間と施術時間を教えてください

当院での【Oライン脱毛】は【VIO脱毛セット】にてお受けいただけます。2022年10月時点での話ですが、VIO脱毛セットは、5回コースで99,800円です。1回の照射でかかる時間は、約30分。 施術者は、女性患者様なら女性看護師が担当いたします。アンダーヘア脱毛は、5回ほどの通院・照射で満足される方が多いです。また、脱毛は成長期の段階にある毛が生え揃っている時期に行わないと脱毛効果が得られないため、およそ8週間を空けて脱毛照射をします。脱毛が進み、毛質が薄くなってくると12週間以上しっかり期間を空けて最大限効果が出るように脱毛照射をします。

OラインはVIOの部位の中で一番皮膚が敏感な部位だと思いますが、かぶれたり、乾燥したりなどの肌トラブルはないのでしょうか

皮膚が薄く色素沈着の強いOラインは火傷のリスクが高い部位です。また、不潔になりやすい部位なので日常のケアが不適切だと皮膚炎の原因にもなります。しかし、万が一そのようなトラブルが起こってしまった場合でも医療機関であれば医師の診察のもと、適切な治療が可能です。アフターフォローについても、クリニックに事前に確認しておくことをおすすめします。

Oラインの施術時の体勢を教えてください

Oラインはお尻に隠れているので、うつ伏せの状態でお尻を少しずらしながら施術を行います。デリケートな部分ですので見られるのが恥ずかしいと思われる患者様もいらっしゃいます。施術を行なうのは医療従事者ですので、ご来院されると皆さま安心されますし、施術の回数を重ねるうちにだんだんと慣れていかれる方ばかりです。また、当院ではVIO脱毛の施術を受ける患者さまに対し、女性スタッフ対応、完全個室、タオルガウン着用などの配慮を徹底しています。施術中は下着を脱いだ状態で腰にタオルガウンを巻いていただき、照射時には少しでも露出を減らし、必要な部分のみ見えるよう、都度ガウンをめくって照射いたします。

VIO脱毛施術したことで「おりもの」「生理の経血」が増えた、という意見もありますが、実際はどうなのでしょうか

脱毛でおりものや経血が増えることはありません。脱毛は皮膚の毛根組織とその周囲のみに到達するレーザーを使用します。そのため、おりものや経血を分泌する膣や子宮内部に影響を与えることはありません。

O部位の施術ですが、医療脱毛とエステ脱毛で違いはありますか

医療レーザー脱毛（医療脱毛）は毛のメラニン（黒い色素）に反応し、毛を生やすもととなる組織を破壊することで脱毛の効果が得られます。医療脱毛は、医師または医師の監督・指示のもと看護師が行なう脱毛です。多くは厚生労働省より認可を受けた医療用レーザー脱毛機を使用しており、効果が確実な脱毛方法です。毛を生やすもととなる組織を破壊する行為は医療行為にあたるため、医療機関でのみ脱毛が可能です。

一方、エステ（エステティック）脱毛は、使用する機器（光脱毛器）の出力が弱いため、医療脱毛と比べ効果が出るまでに時間がかかり、さらに時間が経過すると毛が元の状態に戻ってしまうことがあります。一時的であっても減毛が可能な程度のエネルギーを照射する処置は医療行為になるため、本来エステサロンでは脱毛はできません。脱毛（毛を生やすもととなる組織を破壊する行為）は医療機関でのみ可能なため、多くのサロンでは制毛や除毛という言葉が使われています。医療脱毛では、常駐する医師が適切に対応（治療）するため、安心して施術いただけると思います。※エステサロンでは医師が常駐しておらず、迅速に適切な処置を受けることができません。

皮膚が薄く色素沈着の強いOラインは火傷のリスクが高い部位です。だからこそ、医療脱毛は万一肌トラブルが発生した際にも常駐する医師が適切に対応（治療）するため安心して施術いただけると思います。

教えてくれたのは

医療脱毛専門院『リゼクリニック』新宿三丁目院 院長 大地まさ代先生

近畿大学医学部卒業後、近畿大学病院呼吸器・アレルギー内科勤務。1992年に入都し、東京都福祉保健局疾病対策課長、港区保健所長などを歴任。2015年より全国で24院展開する医療脱毛専門院『リゼクリニック』の新宿三丁目院 院長に就任。30年以上、医師として培ってきた経験を持ち、セラピストやコスメマイスターなどの資格も持つ、美容のプロ。

『リゼクリニック』VIO脱毛セット（5回コース 99,800円／2022年10月現在）の詳細はこちら