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読めたらスゴい【難読漢字】「刺樅」はなんと読む、正解は?

  • 2023.9.7
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今回ご紹介する難読漢字は「刺樅」です。

「樅」という、あまり見慣れない漢字が含まれていますね。読み方だけでなく、その正体もなかなか推測できないかもしれません。

どちらも当てられるよう、ぜひお考えください!

「刺樅」の読み方!

おそらく多くの方が「樅」についてお悩みかと思います。実は、この漢字は「もみ」と読むんです。ここまで分かれば簡単だと、この言葉を「さしもみ」「しもみ」だとお考えかもしれませんね。しかし、残念ながら不正解なんです。

実は、この「刺」にはまだ別の読み方があります。「莿」「苛」もおなじように読むことができるんですよ(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「いらもみ」でした!

「刺樅」について

読み方は「いらもみ」と分かりましたが、その正体についてはまだ定かではありませんよね。

ただ、「樅」が1文字で何を表すのかご存知の方であれば、なんとなく予想できているかもしれません。

それでは、気になる正体を確かめてみましょう。

いら‐もみ【刺樅】〘名〙 マツ科の常緑高木。本州の中部および関東地方に分布。高さ二〇~二五メートル、直径一メートル以上に達する。樹皮は黒褐色。葉は堅く、長さ一~二センチメートルのやや湾曲した線形で先は鋭い。球果(きゅうか)は長さ五~九センチメートルあり、一〇月頃熟す。材は堅く、器具、建築、製紙に用いる。くろとうひ。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

そう、実は「マツ科の常緑高木」のことを表しています。植物の名前だったんですよ。ちなみに「樅(もみ)」も同様に「マツ科の常緑高木」の名前を表しています。

同じような名前をしていますが、これらはその高さに違いがあるんです。「高さ二〇~二五メートル」とされる「刺樅」ですが、一方の「樅」は成長すると「高さ三〇~五〇メートル」(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)にまで大きくなるそう。最大で倍近い差があるんですよ。

まとめ

いかがでしたか?

「刺樅」は「いらもみ」と読みます。

ちなみに「樅」の若木はクリスマスツリーにも用いられるそうです(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。