1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「こんなに尊い時間を失っていたなんて」充実した日々。平穏な時間を過ごすなか突然家に異変が…!

「こんなに尊い時間を失っていたなんて」充実した日々。平穏な時間を過ごすなか突然家に異変が…!

  • 2022.11.8

妻が離婚を決意し実家へ娘を連れて帰ってしまった。その後、地震が発生! 妻子と義両親とともに、叔父さんの家へ避難し、生活することになった。これまで仕事ばかりだった夫が育休を取り、これまで家族に向かってこなかった分の時間を取り戻そうと、懸命に娘のお世話をするようになった。

「ずっと一人で抱え込ませて、聞く耳持たなくてごめん……」

ちょっとした娘の体調の変化やトラブルのこと、妻が毎日話してくれようとしていたときも、まったく話を聞いてこなかった。申し訳なさそうな面持ちで、妻に何度も謝った夫。

その後、スマホにゲームの通知が。あんなに毎日のめり込んで遊んでいたスマホゲームを、夫は削除した。娘との貴重な時間を、スマホに奪われないために。

「雪穂さえよければ、今までの結のこと、聞かせてほしい」

一緒に住んで毎日会っていた父親とはとても思えない、このセリフ。ただ、娘に関わろうとも、見向きもしなかった夫は、懸命に娘のことを知ろうとしていた。

遊び、泣き止ませ、入浴……逃げていたお世話を自らするように

夫は新幹線で家族の元へ通いながら、娘と遊んだり、お世話をする時間をつくっていった。

休日も仕事と称してゴルフや飲み会に行っていた夫。公園で子どもと遊ぶのを面倒がっていたが、今は積極的に行くようになった。

娘が泣くとすぐに妻へパスして、あやすこともしなかったけれど、泣きわめく娘と根気強く向き合って、なんとかして泣き止ませようとあやすようになった。

「お風呂ぐらい一人で入らせてよ」と言っていたけれど、娘と一緒に入るようになった。

あのとき、夫が避けたり嫌がっていた娘のお世話を、自らすすんでやるようになってきた。妻任せだった体調や成長面も把握しようと、本で調べて知識を得ようと努力していた。

そんなある日、みんなで「お隣さんは自宅に戻れたらしい」「私たちも早く戻れるといいんだけど」などと話をしていると、家がピシッときしむ音がして……!?


著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち

ベビーカレンダー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる