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かつてアーセナル、モナコでプレーした元韓国代表FW…自らの進退、古巣への思いを語る

  • 2022.10.25
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「ボールを蹴ったほうがいいなら、もっとやると思う」

ベテランFWパク・チュヨン(37、蔚山現代)は、低い声で自身の進退について語った。

パク・チュヨンは10月23日、ホームで行われたKリーグ1(1部)最終戦の第38節で、蔚山現代の優勝打ち上げに参加。その後の共同取材エリアで取材陣と会い、現役生活の今後について尋ねる質問に対して、「よく分からない。決まったことはない」と述べた。

所属クラブは17年ぶりリーグ制覇も…

 

続いて「自らたくさん考えなければならないようだ。辞めるか、新しい道を探すか、休みながら考える」と付け加えた。

2005年にFCソウルでプロデビューしたパク・チュヨンは、2009~2014年に欧州でプレー(モナコ、アーセナル、セルタ、モナコ、ワトフォード)した時期を除いて、昨年までKリーグではFCソウルのワンクラブマンとして活躍してきた。

しかしキャリアの終盤に差し掛かると、アン・イクス監督体制では戦力外となり、新たな所属先を探すことに。そんななか、かつて代表で共闘したホン・ミョンボ監督のラブコールにより、今年、蔚山現代に電撃移籍することとなった。

ただ今季、リーグ戦に出場したのはわずか6試合で、無得点に終わっている。今年4月、広州FC(中国)とのACLグループリーグ戦(3-0勝)でのみのゴールでシーズンを終えた。

そんなパク・チュヨンは、ホン・ミョンボ監督の下で事実上“プレイングコーチ”の役割を果たしていた。17年ぶりのKリーグ制覇を狙うチームのなかでベテラン、精神的支柱としての役割を果たした。ホン・ミョンボ監督もパク・チュヨンをはじめベテランが、試合に出られない後輩たちを引き締め、“ワンチーム”に力添えしたことに感謝している。

パク・チュヨン

パク・チュヨンは「新しいチームに移ったが、良い結果を出せたようだ。自ら新しい方向を提示したようで満足している」とし、「実は私が大きく果たしたことはない。後輩たちがとても頑張っていた。整った膳に箸を置いただけだ」と謙遜。また「選手たちやコーチ、監督たちは皆努力したが、“優勝が切実だ”ということをたくさん感じた。いきなり優勝ではなく、2、3年続けて優勝するチームになることを願う」と強調している。

パク・チュヨンが当初、蔚山現代と結んだ契約は1年だったが、ホン・ミョンボ監督は今後も継続して同行する意向だという。ただパク・チュヨンが現役を続けるか、指導者に転身するかは現状、未知数だ。

進退について悩んでいるパク・チュヨンに、「選手の引退基準」を尋ねると、「ボールを蹴ることが良ければもっとやるし、やめたければやめるべきだ」とし、「今日までは(ボールを蹴るのが)いいと思う」と笑った。

最後に古巣のFCソウルへの応援メッセージも残した。FAカップ決勝に駒を進めたFCソウルは、全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースと10月27、30日、ホームアンドアウェーで対戦する。

古巣についてパク・チュヨンは、「私たち(蔚山現代)が優勝したので、ソウルがFAカップで優勝さえしてくれれば最高だと思う」と話した。

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