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「耐冬華」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.12.17
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みなさんは、「冬」が好きですか?

「夏と違って着込めば体温調節できるから冬が好き」という方もいれば、「いくら温めても手先が冷えたままだから苦手」という方もいるでしょう。

さて今回は、「冬」の漢字が含まれる言葉から「耐冬華」をご紹介します。

一体なんと読むのかわかりますか?

「耐冬華」の読み方!

では、早速「耐冬華」の読み方を発表します。

「たいとうか」と読んだ方は、不正解!もちろん「たえるふゆはな」でもありませんよ。

手がかりがないとかなり難しいかと思いますので、ここでいくつかヒントを出しましょう。

読み仮名は4文字です。

「華」は音読みでそのまま「か」と読んでくださいね。

使用されている漢字から想像できるかと思いますが、植物と関係のある言葉ですよ。

さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?

正解は「さざんか」でした!

「耐冬華」の豆知識

「耐冬華」で「さざんか」と読むなんて驚きですね。

ほかの漢字では「山茶花」や「茶梅」と書くこともできます。

では、「耐冬華(さざんか)」とはどのような植物なのでしょうか。辞書で調べてみましょう。

秋から冬にかけて白い五弁花を開く、ツバキ科の常緑小高木。庭木としても植えられ、一重咲き、八重咲き、紅色・淡紅色など園芸品種が多い。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.672

 

「秋から冬にかけて白い五弁花を開く」=「冬の寒さに耐えて花を咲かせる」ということで「耐冬華」と書くようになったのでしょうか?

ちなみに「耐冬華」の種子は油を取る原料としても使われています。取った油は食用にするほか、髪の毛に使うこともあるそうです。

まとめ

いかがでしたか?

「耐冬華」は「さざんか」と読みます。

「さざんか」を見かける機会があったら、ぜひ「耐冬華」を思い出してくださいね!


参考文献:日本大百科全書 ニッポニカ(小学館)