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恐怖遺伝子と呼ばれる「セロトニントランスポーター遺伝子」のせいで、日本人は未来に希望が持てない?

  • 2022.10.22

世界で一番「不安になりやすい民族」だといわれている、日本人。 不安になることで未来に希望が持てず、不幸になっていく人が多いともいわれています。 では、なぜ日本人は不安になりやすいとされる国民性なのでしょうか?

実は日本人のネガティブ思考には、「恐怖遺伝子」と呼ばれるセロトニントランスポーター遺伝子が影響しているという説があります。

そこでここでは、恐怖遺伝子の特徴や、なぜ日本人が不安になりやすいのかについて見ていきましょう。

恐怖遺伝子とは?

 

皆さんは、「恐怖遺伝子」という遺伝子をご存じですか? 名前からして恐ろしいですが、10年くらい前からテレビでも取り上げられるようになりました。

日本人の97%は、この恐怖遺伝子を持っているといわれているんです。

セロトニントランスポーター遺伝子

セロトニントランスポーター遺伝子は、別名で「不安遺伝子」とも呼ばれています。 神経伝達物質の一種であるセロトニンの伝達に関係する遺伝情報が書き込まれた遺伝子です。

セロトニントランスポーター遺伝子にはSS型・SL型・LL型がありの3種類の型があり、この遺伝子型を持つ割合は国や民族によって異なり、日本人はそのうちS型の保有者の割合が世界一多いといわれているそうです。

セロトニントランスポーターとは

 

セロトニントランスポーターは、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを運ぶタンパク質のことです。 これが多いと脳内でセロトニンを効率的に利用できるそうです。

このセロトニントランスポーターの量は人によって違いますし、民族や国によっても差があります。 セロトニントランスポーター量は、その人が持つセロトニントランスポーター遺伝子によってコントロールされているのです。

セロトニン

ノルアドレナリン・ドパミンと並び三大神経伝達物質の1つである『セロトニン』は、別名「幸せホルモン」と呼ばれる脳内ホルモンのことです。 感情や精神面、睡眠など人間の大切な機能に深く関わっています。

緊張やストレスを感じた時、脳はセロトニンを分泌し、ノルアドレナリンやドパミンの働きを制御します。 お風呂に入ってたり、音楽を聴いたりした時に心がリラックスして癒されているのは、脳内でセロトニン分泌量が増えている証拠です。

逆にストレスや疲れがたまると、セロトニン量は減少してしまうのです。

セロトニントランスポーター遺伝子の何が影響?

 

セロトニントランスポーターの量が多ければセロトニンを効率的に活用できるためリラックスしやすく、幸せを感じやすいでしょう。 しかし、このセロトニントランポーター量はセロトニントランスポーター遺伝子によって量が決まっているのです。

3種の型

セロトニントランスポーター遺伝子にはS型遺伝子とL型遺伝子の2つが存在します。 組み合わせによってSS型・SL型・LL型の3種類の型が存在します。

S型遺伝子とL型遺伝子は長さが異なり、S型遺伝子を持つ人の方が神経質な傾向があります。 つまりS型遺伝子を持っていると、幸せホルモンであるセロトニンの働きが弱くなってしまうのです。

SS型の人が最も悲観的でネガティブ思考になりやすく、LL型になるほどポジティブで楽観主義な人が多いとされています。

日本人のセロトニントランスポーター遺伝子

日本人は世界の中でも、最も不安を感じやすい民族だといわれています。 これは、セロトニントランスポーター遺伝子を持つ割合が影響しているようです。

世界一ネガティブ?

日本人は世界で一番、セロトニントランポーター遺伝子のS型を持つ割合が多いともされています。 一概にS型だから絶対にネガティブになるのか、というとそうではありませんが、不安を感じやすいとされています。

逆に日本人では、楽観主義のLL型の人は数パーセントしかいないといわれています。 元々アジア人は、L型を持つ人が少ないのですが、その中でもとりわけ日本人はその割合が少ないのです。

なぜ日本人はSが多い?

では、なぜ日本人にはセロトニントランスポーター遺伝子のS型を持っている人が多いのでしょうか? これははっきりとは解明されていないものの、自然災害の多さが関係しているのではないか?といわれています。

日本は世界でも稀に見る災害大国です。 特に地震大国なので地震による災害は世界有数でしょう。

古来より自然災害の恐怖にさらされながら生活してきたため、用心深い遺伝子を持ったグループが生き残ってきたのではないか?という説が有力視されています。

まとめ

日本人は世界で一番不安・恐怖を感じやすい民族であるといわれています。

それには恐怖遺伝子と呼ばれるセロトニントランスポーター遺伝子が関与しているとされます。 不安を感じやすいセロトニントランスポーター遺伝子型であるS型の割合が世界で最も高いのです。 逆に楽観的な思考のL型の割合が極端に低いため、ネガティブで慎重になりやすい人が多いというのです。

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