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「ネット銀行、何がいいの?」お金の教科書vol.6 #リアルボイス

  • 2022.10.21
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毎日の暮らしや将来に必要なお金のこと、きちんと把握してますか? 「わからない」ゆえの不安は、知ることで解消できるはず! “お金初心者”3人と一緒に、お金の勉強を始めましょう。「お金の教科書」、今回のテーマは「ネット銀行、何がいいの?」です。

ネット銀行、何がいいの?

水谷明日香さん ファイナンシャルプランナー。株式会社エフピーウーマン取締役。お金との付き合い方を学ぶ「お金の教養スクール」ほか、幅広いメディアを通じ、女性が豊かな人生を送るための知識を伝えている。

貯蓄未知子(ちょちく・みちこ/34歳・会社員) 年収は手取りで約450万円。都内の賃貸で一人暮らし中。毎月の貯蓄は財形2万円+口座に残った分のみ。奨学金は完済。

ネット銀行を利用する人は年々、増えています。

水谷:今、日常的に使っている口座はメガバンクなんですよね?

未知子:はい。高校時代、アルバイトを始めた時に作った口座を今も変わらずに使ってます。

水谷:その口座でインターネットを利用した取引も?

未知子:いえ、してないです…。パスワードの管理に自信がないし、セキュリティも不安で…。

水谷:なるほど。まず整理すると、ネット銀行というのはインターネットを通じて利用できる銀行の総称で、大きく分けると3つあるんです。ひとつは一般銀行のインターネットサービス。2つ目は一般銀行のインターネット支店、両方を備えた銀行。そして3つ目がATMや支店を持たない銀行。

未知子:そういえば、今後、主流になるだろうといわれているのは、その3つ目って聞いたことが!

水谷:店舗やスタッフの経費がかからない分、手数料が抑えられ、預金の金利もメガバンクよりも高い設定のところが多いため、年々ユーザーが増えているんです。

未知子:それでもまだ、メガバンク利用者が多いのはなぜでしょう。

水谷:それはもう、今まで培ってきた“信用”でしょうね。

未知子:あぁ、まさにそんな気が。私のネット銀行に対する不安も漠然としてますから…。

水谷:でもその不安って、「よくわからない」から来てませんか?

未知子:ギクリ…!

キャッシュレス時代の不可欠なツールに。

水谷:気持ちはわかるんです。口座開設の手続きはすべてオンライン上で、免許証などの身分証明書は画像で送ればOKなんて聞くと、本当に大丈夫!? ってね。

未知子:目の前に担当者がいないって、やっぱり不安…(苦笑)。

水谷:でもね、わざわざ営業時間に合わせて足を運ぶことなく、自分の好きなタイミングで手続きができる。これって、最高にストレスフリーじゃないですか。

未知子:言われてみれば、確かに。

水谷:このキャッシュレス時代、現金を使う機会もどんどん減ってきています。ATMで引き出すことも、そう多くはない。なのに毎回、手数料を払って引き出すのは無駄ですよね。確かにネット銀行の利用にはリスクは伴いますが、様々なセキュリティ対策がとられているので、未然に防ぐことができます。

未知子:そう聞くと、ネット銀行を使わないのはただの“食わず嫌い”に思えてきました(汗)。

水谷:口座開設は、ほとんどが無料。まずは1つ、作ってみることをお勧めします。

ネット銀行は、自分の生活に応じて選ぶ!
振込手数料無料の上限回数や使えるATMの数、金利などに大きな差がなければプラスα部分をチェックしてみよう。

おすすめネット銀行3選

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NEOBANK 住信SBIネット銀行

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次回は、2322号(11月2日発売)掲載予定です!

※『anan』2022年10月26日号より。イラスト・小迎裕美子 取材、文・一寸木芳枝

(by anan編集部)

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