【神崎恵】“秋のこっくり”を楽しむメイクアイテム4選

今月の気分【“秋のこっくり”を楽しむ】

秋が深まってくると、ファッションにもメイクにもこっくりとした色を使いたくなるもの。今月の神崎さんは、スパンコールのスカートにダークカラーのジャケットといった遊び心の効いたスタイリングにブラウン系のこっくりとしたシャドウをチョイス。大人っぽさと今っぽさを両立する極意とは？

Eye 柔らかさと深さを叶える洗練されたダークカラー

ヴァティック アイパレット

01

￥6820／セルヴォーク

計算し尽くされた色と質感のブラウンやグレーがモードな目元をやすやすとつくり出す。重ねても濁らず、美しい陰影に。

スティロ ユー ウォータープルーフ N

58

￥3960／シャネル

皮脂や湿気、涙に負けず、美しいラインが長続き。描き心地なめらか。

Cheek 頬にひとはけ。肌全体に晴れやかな明るさをオン

カランドゥ フェイス

OR201

￥6050（セット価格）／エレガンス コスメティックス

まろやかなピーチオレンジ。ダークな目元に明るさを。

Lip 凛としたムードを生むベージュ

シアー マット リップスティック

14

￥5500（セット価格）／SUQQU

洒落感に満ちたヌーディなベージュ。このリップならではの透けるマット質感とほのかな血色感が表情に柔らかさと上質さをもたらす。

[ How to Make-up ]

アイパレットの下段の2色を混ぜて上下のまぶたのキワを囲む。深みがあるけれど、透け感があるので柔らかな目ヂカラが宿る。さらに、左上を上まぶたの中央にオンし、アイライナーで上まぶたのキワを締める。頬の広い範囲にチークを淡くぼかし、リップは輪郭通りに塗って端正に仕上げて。

深い色が際立ち、似合う、秋だからこその色遊び

遊び心のあるスパンコールのミニスカートにクラシカルなジャケットを合わせる。こんなふうにテイストをミックスする着こなしが好きで、私服でもよく取り入れています。この秋は、ニーハイブーツにもトライ。母が昔履いていたスエードのニーハイを引っ張り出して活用したいとも思っています。

シャネルやディオールのコレクションで見たダークなアイメイクが素敵だったので、メイクには深みのあるダークトーンのシャドウを取り入れました。囲み目に仕上げたのですが、最近のシャドウはとても優秀で、こっくりと深い色をしっかりのせても、透明感が失われず、柔らかく締めてくれるところがいい。唇にはまろやかなベージュでバランスをとりました。

日に日に街が秋めいている今、この時季ならではのメイクやおしゃれを楽しみたいとワクワクしています。

「深みと透明感が両立したコスメが、秋のおしゃれをより楽しいものに」

秋のおしゃれキーワード4

神崎さんのワードローブの中でも登場頻度の高い、ペンシルスカート、ドレス、デニム、ジャケットをフィーチャー。素敵に着こなす工夫やリップなどの色選びを徹底研究！

1【ペンシルスカート】 “スン”としたシルエットが昔から大好き！

ヘリンボーンのスカートと深い色のリップの組み合わせ

ヘリンボーン柄のペンシルスカートは、フェンディ。コスメデコルテのマットなリキッドルージュでフェミニンなムードに。

ボリュームトップスと合わせるとバランスよく着こなせます

シモーネ ロシャのかなりボリュームあるブラウスにヌメロヴェントゥーノのタイトなワンピ。ファミュのイベントにて。

スカートの柄の赤とリップをリンクさせるのも好き

赤が鮮やかな花柄のペンシルスカートは、白トップスとゲランの赤リップでロマンティックに。

クリーンなホワイトのペンシルスカートにはロッキーのTシャツを

撮影の日はTシャツ率高め。気分が鼓舞されるロッキーのTシャツをクリーンなホワイトのスカートに合わせ“はずし”を。

深い赤のリップを合わせるのも好きな組み合わせ

大好きなロックTはクイーン。ヌメロヴェントゥーノの赤いチェックのペンシルスカートとYSLのルージュ ピュール クチュール ザ ボールドを合わせて。

2【ドレス】 ドレスの日は甘くないヘアとメイクが定番

ドラマティックなデザインのドレスはタイトなヘアで

淡いピンクのドレスにメイクもオールピンク。甘くなりすぎない秘訣は、キュッとタイトにまとめたヘアのおかげ。

体のラインがくっきり出るドレスでときには緊張感を！

FRAY I.Dのワンピースはかなり体のラインが出るので背筋が伸びます。ランコムのイプノパレットの18番で色みをリンク。

上品なムードのワンピースには細いリボンをアクセント

ヘアアクセとしてもリボンは大活躍してくれます。フェンディのワンピースには黒のベルベットのリボンを。細めを選ぶと大人っぽい雰囲気に。

柔らかなマットの赤リップとドレスが好相性

ディオールのイベントにお邪魔したときのスタイリング。ラドローのワンピースにディオールのベルトを組み合わせて。唇にはルージュ ディオール フォーエヴァーの626をオン。

3【デニム】 ハイライズ・太め・ウエスト細めが、最近お気に入り

デニムに黒タートルラフなヘアスタイルのバランスは永遠に好き

撮影終わりの一枚。デニムにFalconeriの薄手タートルを合わせて。ヘアはくりくりのくせ毛風にして、赤リップを合わせて。

インスタでも大反響だったマルジェラのデニム

これも撮影終わり。マルジェラのデニムはインスタでも大反響でした。ジルサンダーのトップス、TRESSEのシュシュ、オーレリ ビデルマンのリングを。

大胆デザインのトップスもデニムならさらりと着こなせます

Marques’ Almeidaのベルカフスブラウスみたいなインパクト大なトップスを受け止める包容力が、デニムにはあると思う。

FRAY I.Dの今季のデニムに注目してます

ブラックデニムはFRAY I.D。今季のデニムが優秀すぎて、このブラックのほか、ブルーなどを複数買いしてしまいました。

一枚でサマになるサリバンのブラックバギー

シンプルなTシャツに合わせるだけでサマになるサリバンのブラックバギー。ラドローのひとクセデザインのバッグもすっきりキマります。

デニムのブルーとトップスの白とのコントラストを楽しむ

ガリャルダガランテとコラボしたトップスには、アローズのデニムを。ブルーと白のコントラストが爽やか！

4【ジャケット】 カジュアルにもきちんとにも似合うジャケットの魅力

ちょっぴりハンサムなグレーのセットアップはイエローリップではずす！

ラグ＆ボーンのジャケット、ベスト、パンツ。ゆるっとしたカールヘアとセルヴォークのベージュリップで、キメすぎないのがポイントです。

ビンテージ風の柄ジャケットは意外と合わせやすい

セリーヌのジャケットは古い洋館のカーテンみたいな柄がツボ。ジャケットに雰囲気があるのでキリッと濃いメイクをしてもまとまりがいい。

サロペットにツイードジャケットでテイストミックス

アパルトモンのフェイクレザーのサロペットにレディなセリーヌのツイードジャケット、ジャンヴィトロッシのヒールサンダルとテイストミックスを楽しんだ日。

撮影／魵澤和之（まきうらオフィス） スタイリング／石関靖子 ヘア／shuco（3rd） 取材・文／中川知春