【堺】堺初！人と人が繋がれるシェア型書店「HONBAKO（ホンバコ）」

＜堺発＞こんにちは！大阪地域特派員のジャスミンです。 すっかり秋らしくなってきましたね。 先日とても良い気候だったので、堺にある大仙公園へ子どもと遊びに行って来ました。公園では、ベンチに座って本を読む人を何人か見かけました。読書の秋ですね。今回はその帰りに立ち寄ったシェア型本屋さん「HONBAKO（ホンバコ）」の紹介をしたいと思います。

場所はJR阪和線「百舌鳥駅」から徒歩12分。大仙公園や堺市立中央図書館のすぐ側にあります。

店内入ると片側の壁一面には本箱がびっしり並んでいました。

堺初のシェア型書店

実はこちらの本箱、１つ１つにオーナー「箱主」さんがおり、自分が売りたい本を、好きな価格に設定して販売することができるそうです。自分の書籍を販売する作家さんもいらっしゃいますが、ほとんどは自分の推しの本や古本がほとんど。本箱の中は箱主が自由に使うことができるので、個性あふれる本箱が多くて面白かったです。

読書ぎらいの方が作った本箱、どんな内容なのか読んでみたくなりますよね。

こちらは、たくさんの人と交流を持ってほしい、とお子様のために借りた箱主さんの本箱です。お子様の生き生きした姿が目に浮かびます。

私は伊坂幸太郎さんのファンなので、同じ伊坂幸太郎さん好きの方の思いが詰まった本箱に感動しました。「作家さんのことを知ると、作品がもっと面白くなる」という観点から、伊坂さんに関する本や、非売品ではありますが、あらすじや感想をまとめた箱主さんオリジナルの作品集も置いてありました。

カフェをしながらゆっくり読めるのも魅力

本棚の対面にはベンチが設置されており、そこで本を読むことができます。

セルフカフェがあるので、ドリンクを飲みながらゆっくりすることもできますよ。

カフェにはイタリアのジュースや食べるお茶など、変わった飲み物もあります。

私がいただいたのは食べるお茶「TeaEAT」250円。オーガニックのドライフルーツを使用したお茶で、飲んだあとは食べることもできます。フレーバーは３種類あり、選んだのはパイナップル。

お湯を注いで３分ほど待つと綺麗な赤色になり、フレッシュな甘い香りがしてきます。

パイナップルの甘さも出ておいしかったです。 水にもこだわっており、ミネラル豊富な水を使っているそうですよ。

HONBAKOのシステム

本箱は１区画縦30cm×横30cm×奥行23cmで、プランはseed 2750円/月、organic 3300円/月、Fun 3850円/月の３種類。プランによって、本棚の位置や箱主さんとして出来ることが違ってきます。

お店番をすることもできます。訪れたお客さんはもちろん、別の箱主さんとも出会うきっかけになるんだとか。お店番の時には、店内中央にあるテーブルスペースも使って、手作りの小物など他のものも販売することができるそうです。

[caption align="alignnone" width="600"]

HONBAKOのオリジナルグッズ[/caption]

お店の３階にはシェアスペースがあり、ワークショップやセミナーなどを開催することが可能。 また、本の売り上げから一律100円を販売手数料として支払い、そこから50円を、貧困撲滅や環境保護を目的とする基金に募金される仕組みになっているそうで、SDGｓに参画もできます。

思いがけない出会い

本の電子化が進み、本を買う人が少なくなった今、同時に書店も少なくなってきましたが、やっぱり本に触れたい人も多く、紙媒体を好む人も多いはず。 ここでは書店で見つけきれない面白い本に出合えたり、オススメする人との共感が楽しみになったり、訪れる本好きさんと仲良くなったり、たくさんの人や本と繋がれる本屋さんだと思います。ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

makoroplan 「HONBAKO（ホンバコ）」 住所：大阪府堺市堺区大仙中町8-2 電話番号：072-265-1555 営業時間：11:00～16:00 定休日：月曜、木曜 （インスタグラム）https://www.instagram.com/honbako_cafe/