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バーチャル&イマーシブ展覧会で知る、伝説のデュオ室内装飾家。

  • 2022.10.21
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Djo-Bourgeoisという名前で1920年代の室内装飾界のスターだったエリーズとジョルジュ・ブルジョワ。

ジョルジュ・ブルジョワことDjo-Bourgeois(ジョー・ブルジョワ/1898~1937)。こう言われても誰だろうと首を傾げるかもしれない。映画ファンなら有名なマルセル・レルビエ監督の『L’inhumaine(人でなしの女)』のアールデコ調のポスターを手がけたのが彼だと知れば、その存在が気になるのでは?これはパリの高等建築校を卒業した彼が自分のオフィスを構えた1924年の仕事である。翌年結婚するテキスタイルデザイナーのエリーズと彼はデュオを組み、ジョー・ブルジョワという名前で装飾芸術界で名前をなしてゆくのだ。彼が空間の仕事をし、彼女のテキスタイルを用いた家具をデザインして、というように。ミニマリストの彼。ピエール・シャローやル・コルビュジエたちのスタイルを好む人は彼の仕事も知っておいていいだろう。1937年に開催されたパリ万博で発表すべく、コートダジュールのヨットマンのアパルトマンを準備していたのだが完成前に彼は亡くなり、それは友人たちが仕上げたそうだ。

エリーズ・ブルジョワによるオリジナルのデッサンやテキスタイルが、ピエール フレィのメゾンのアーカイブに残されていた。いまの時代のインテリアにも欲しくなる、モダンなモチーフと色使いが魅力だ。

エリーズ・ジョー・ブルジョワがテキスタイルやカーペットに用いたのは幾何学模様。2~3色を並置したり、重ねたり……とりわけ白をとても効果的に彼女は使っていた。20年代から30年代の初め、彼女の仕事はおおいに認められたのだが夫が1937年に亡くなってキャリアが中断されたので、その後は忘れられてしまっていた。ピエール フレィ社はアーカイブに残されていた1920年代の彼女の仕事を発見し、そこからテキスタイル、壁紙、カーペット、家具というコレクションを発表することになった。それに合わせてピエール フレィのサイトでは12月17日まで、ふたりの仕事についてバーチャル展覧会『ジョー・ブルジョワ、名前はひとつ、ふたりのアーティスト』を開催している。いまもモダンで時代を超えた彼らの仕事を再発見するよい機会だろう。

壁紙、布、カーペット、家具。ピエール フレィが販売するDjo-Bourgeois(ジョー・ブルジョワ)コレクションから。

Djo-Bourgeois / one name, two artists!Pierre Frey開催中~2022年12月17日www.pierrefrey.com/en/page/expo-djo-bourgeois

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