濃厚な旨味の"ズッキーニと桜海老のXO醬トースト"

桜エビを混ぜたXO醤は野菜と相性抜群。みずみずしいズッキーニと合わせた辛旨な中華風トーストだ。ウーロン茶に似た香りのお茶サワーが、中華風味を一層盛り上げる。「パンはご飯や豆腐と一緒で、幅広い味を受け入れてくれるもの。酒場のメニューに上るようなものは、たいがいトーストの具になります」と「酒亭 沿露目」の店主大野尚人さん。その言葉通り、和あり、洋あり、中華風ありの、多種多様なおつまみトーストを16品習いました。さらに、大野さんお薦めの酒も合わせてご紹介。トーストの新境地がここに！

■“ズッキーニと桜海老のXO醤トースト”のつくり方

桜エビ入りの旨味に満ちたXO醤が、カリッと香ばしいトーストに意外なほどよく合う。濃厚なXO醤をピュアなズッキーニがほどよく中和し、上品な一品に。爽やかなお茶サワーがぴたりとハマる。

胡麻油使いが決めて
胡麻油を回しかけることで香りと風味が増すとともに、ズッキーニに早く火が入る効果も。ズッキーニは生でも食べられるので、軽く火が通ればOK。XO醤は桜エビをプラスすることで旨味増強。

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◇材料 (1人分)

食パン：1枚（6枚切り）
ズッキーニ：3cm
★ 桜エビXO醤：（つくりやすい分量）
・ XO醤：30g
・ 桜エビ：5g（乾燥）
・ 水：7g
塩：少々
胡椒：少々
胡麻油：適量
桜エビ：適量（乾燥）

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（1）桜エビXO醤をつくる
桜エビを乾煎りして香りを出し、XO醤、水を加え混ぜる。

（2）ズッキーニの下準備
ズッキーニは薄切りにする。

（3）トーストに具材をのせる
食パンをトースターでこんがり焼き、①の桜エビXO醤適量をぬる。その上に②のズッキーニを並べ、塩、胡椒をふり、胡麻油をまわしかける。

（4）焼き上げる
再びトースターでズッキーニに軽く火が入るまで焼き、桜エビを手ですりつぶしながらかける。

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――教える人

「「酒亭 沿露目」店主 大野尚人」

1980年、千葉県生まれ。大学時代から酒場巡りに高じる。サラリーマンになるも、飲食業への憧れから、会社を辞めて調理師専門学校で和食を学ぶ。卒業後は「銀座ＫＡＮ」や市ヶ谷の「煮込 肴 あて」で修行し、2013年に独立。好きで通い詰めた今は無き名酒亭「浅七」のあった門前仲町に「酒亭 沿露目」を開いた。16年には同町にレモンサワーを看板にした「酒肆一村」、22年には月島にホッピーに焦点を当てた「酒房蛮殻」を展開。

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◇店舗情報

「酒亭 沿露目」
【住所】東京都江東区富岡1‐12‐6 阿久津ビル1F
【電話番号】03‐5875‐8382
【営業時間】16：00～22：00（閉店）
【定休日】不定休
【アクセス】東京メトロほか「門前仲町駅」より2分

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◇店舗情報

「酒肆 一村」
【住所】東京都江東区深川2‐1‐2 深川岡野ビル 2F
【電話番号】03‐5875‐9963
【営業時間】17：00～23：00（閉店）
【定休日】不定休
【アクセス】東京メトロほか「門前仲町駅」より5分

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◇店舗情報

「酒房蛮殻」
【住所】東京都中央区月島1‐25‐7
【電話番号】03‐5859‐5363
【営業時間】17：00～23：00（閉店）、土曜16時～（閉店）、日・祝16：00～22：00（閉店）
【定休日】不定休
【アクセス】東京メトロ「月島駅」より2分

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文：安井洋子 撮影：竹之内 祐幸