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『チャングム』女優イ・ヨンエの本質は“真っ直ぐな”突破力「結婚したら空白期、だから20代に」

  • 2022.10.17

『宮廷女官チャングムの誓い』などで知られる女優イ・ヨンエは「酸素のような女性」とされるが、彼女の真っ直ぐな突破力こそが成し遂げてきた成果の土台だ。

一見、弱々しく見えるかもしれないが、演技に対する意欲が高く、作中のキャラクターを完璧に演じようとする生まれながらの女優だ。

イ・ヨンエは去る9月13日午後、釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)区のKNNタワーKNNシアターで開かれた釜山国際映画祭「アクターズハウス」で、「20代の頃、人々が私を知ってくれなくても作品に邁進してきた。20代を振り返ってみると、自分はすごく熱心に生きていた」とし、「その時は“いつか結婚したら空白期ができるだろう”という気がしていた。それで結婚と出産後に再び戻ってきても忘れられない俳優になるために、エネルギーがある時に頑張った」と話した。

(写真提供=OSEN)10月13日、釜山国際映画祭のイベントに参加したイ・ヨンエ

また、「結婚してからは根の深い俳優になろうと思った。根が深ければ揺れる必要がない。20代、30代、40代と、それぞれの“揺れ”があるが、今考えてみれば自分自身を振り返る時間が必要だ」と強調した。

「芸能人は風船のようだ」

 

イ・ヨンエは『JSA』(2000)、『春の日は過ぎゆく』(2001)、『親切なクムジャさん』(2005)などの映画で愛された。

「特に芸能人(私たちの職業)は風船のようだ。風船に風を吹き込めばますます大きくなるが、唾ひとつで裂けるのではないか」とし、「そのようなことに動揺しないためには根を深く打ち込む芯が必要だと思う。旅行、散歩などが、自分が今のようにいられる力だったのではないかと思う」と原動力を明らかにした。

(写真提供=OSEN)10月13日、釜山国際映画祭のイベントに参加したイ・ヨンエ

それと共に「『親切なクムジャさん』は、ある日突然、空から落ちてきたのではなく、私が20代で頑張ってきたことに対する補償だったのではないかと思う」と話した。

1990年にCMモデルとしてデビューしたイ・ヨンエは、『宮廷女官チャングムの誓い』(2003)などのドラマを通じて韓流スターに生まれ変わった。最近もドラマ『調査官ク・ギョンイ』(2021)、映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』(2019)を通じて、たしかな演技力を再び証明した。

(記事提供=OSEN)

◇イ・ヨンエ プロフィール

1971年1月31日生まれ。ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』で主人公チャングムを演じ、日本でも人気を博す。2008年に在米韓国人の実業家チョン・ホヨンと結婚し、2011年に双子を出産した。主な出演作は映画『JSA』(2001年日本公開)、『親切なクムジャさん』(2005年日本公開)、『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』(2020年日本公開)、ドラマ『師任堂(サイムダン)、色の日記』『調査官ク・ギョンイ』など。

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