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プロ伝授「インド風カレーベース」の作り方! よく使われているスパイスやカレー・ナンレシピもご紹介

  • 2022.10.16
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「スパイスの分量を間違えそう」「どんなスパイスを組み合わせればいいのか分からない」と悩み、なかなか自宅で作る勇気が出ない…インド風カレー。しかし、一度、作り方をマスターしてしまえば、パパッと作れるようになります。風味のアレンジが楽しみになることも。

そこで今回は、インドのカレーの歴史をはじめ、よく使われているスパイス、プロが伝授する「インド風カレーベース」の作り方などをご紹介します。

■インドに「カレー」はなかった!?

インドの料理と言われると、パッと思い浮かぶ「カレー」ですが、実はインドにはカレーという料理はありません。「カレー」という言葉は外来語で、日本のカレーはイギリスから伝わってきたものなのです。

カレーはタミル語の「カリ(kari)」に由来すると言われています。カリとは、日本でいう「ごはん」と同じ意味で、食卓に並ぶ、スパイスを使った料理の総称です。その「カリ」がイギリス経由でヨーロッパに伝わったとか。そして、18世紀にイギリスの食品会社がカレー粉を作り、それが日本に入ってきたのだそうです。

では、インドのカレーは何を指すかと言えば、野菜や肉、豆などをたくさんのスパイスで煮込んだ料理です。そのため、インドでは「カレー」ではなく、「チキンマサラ」「サーグチキン」といった料理名になっています。

さて、そんなインドカレー(以下、便宜上インドカレーと表記)ですが、どんなスパイスが使われているのでしょうか。

■インドカレーによく使われているスパイス

インドでは、10〜30種類のスパイスをミックスしてカレーを作っているそうです。代表的なスパイスをいくつかご紹介します。

ガラムマサラ・・・インドの家庭料理に欠かせないミックススパイスです。カレーのほか、炒め物や煮物などにも使用しています。シナモン・クミン・カルダモン・クローブ・黒コショウ・ナツメグなどが使われていることが多いです。

ターメリック・・・ウコンの根茎の乾燥させ粉末にした、鮮やかなイエローのスパイスです。ピリッとスパイシーな芳香が特徴。カレー粉の主原料になっています。

コリアンダー・・・パクチーのことです。インド料理でよく使われるのは、パクチーの種子をパウダー状にしたもの。爽やかな風味で、カレー全体の味を引き締めてくれます。

レッドペッパー・・・焙煎した赤唐辛子にハーブやスパイスをミックスしたもの。強い辛味と香ばしさが特徴です。

クミン・・・カレーらしい香りが漂うクミンは、セリ科の一年草で食欲増進効果などが期待できます。香りづけや臭い消しに合わせて「クミンシード」「クミンパウダー」を使い分けるのがコツです。

シナモン・・・シナモンには、大きく分けて、薄巻きで上品な香りの「セイロンシナモン」と、ゴツゴツとしていてワイルドな香りの「カシア」の2種類があり、「カシア」の方がインドカレーのスパイスに向いています。

ナツメグ・・・ニクズクという木の種子で、甘い香りとほろ苦さが特徴です。皮を乾燥させたものがメース、中の種子がナツメグになります。

フェンネル・・・ほのかな甘み・苦みがある、青臭さを感じるスパイス。種子のみを使用します。

カルダモン・・・わずかな苦味と清涼感のある強い香りが特徴な高級スパイスです。「スパイスの女王」と言われています。

クローブ・・・バニラのような濃厚な甘い香り、刺激的な風味が特徴です。その強い芳香から、肉料理の臭み消しに使われることも。

しかし、これらのスパイスをそろえてからインド風のカレーを作るのは、なかなか厳しいですよね。そこで、さまざまなカレーのベースとして活躍する「インド風カレーベース」の作り方をご紹介。クミンシード、ニンニク、ショウガといったスパイスを用意すれば、簡単に作れますよ。

■インド風カレーベースの作り方

【材料】(カレー4〜6人分)

玉ネギ 3個

水煮トマト 200g

クミンシード 小さじ1

ニンニク 1片

ショウガ 1片

サラダ油 大さじ4

【作り方】

1、フライパンでサラダ油を中火で熱し、クミンシードを加え、パチパチとすれば焦がさないように炒める。

2、薄切りにした玉ネギを加え、強火にして玉ネギの水分を飛ばすように手早く炒める。

3、弱めの中火にし、みじん切りのニンニクとショウガを加え、濃いあめ色になるまで20~25分炒める。

4、水煮トマトを加え、トマトをつぶすように、さらに7~8分混ぜながら炒める。冷凍保存も2週間OK。

■「インド風カレーベース」を使った、大満足なカレーレシピ3選

・ほうれん草キーマカレー

ひき肉を使ったキーマカレーも、「インド風カレーベース」を使えば豊かな味わいに。合いびき肉とほうれん草のペーストで、ややさっぱりしているのもポイントです。ナンと一緒に召し上がれ! スパイスが効いたやみつきになる一皿です。

・豆のベジタリアンカレー

スパイスたっぷりの本格的な豆カレーです。器にターメリックライスとカレーを盛り、コリアンダーとせん切りのショウガを飾って出来上がりです。やや手間がかかるカレーですが、その分、味わったときの感動はひとしお。スパイスの美味しいハーモニーを楽しめます。

・スパイシーチキンカレー

骨つきのもも肉を使って、チキンカレーを作ってみませんか? シンプルなインド風カレーベースに、9種のスパイスをブレンドした旨味が詰まったカレーです。深みのある味わいを堪能できますよ。最後に、カレーに生クリームをかけ、ナンと一緒にいただきましょう。

■インド風スパイスカレーレシピ2選

・ほうれん草カレーインド風

インドカレーに欠かせないクミンを効かせた一皿です。クミンシードは、パチパチしっかり炒めるのがコツ。玉ネギの甘い風味がアクセントに。スパイシーな中に、まろやかさを感じるカレーです。ほうれん草が苦手な人でも食べられるかもしれません。

・こだわりスパイス インドカレー

スパイスから作る本格的なカレーレシピがこちら! スパイシーな香りが食欲をそそります。「市販のルーを使わず、カレーを作ってみたい」と思ったら、ぜひチャレンジを。このレシピでは、香りと辛みを足すためにガラムマサラを使っていますが、ない場合は省いても構いません。

■カレーと一緒に味わいたい、ナン&ターメリックライスレシピ3選

・簡単ナン

本場インドでは、壷型のタンドリーの内側にはりつけて焼くことが多いナン。こちらのレシピでは、便利なナンミックスを使ってフライパン(ホットプレートでも可)で焼きます。お好みで、バターを塗ってくださいね。スパイスカレーとのペアリングが最高です。

・簡単チーズナン

市販のナンに一手間かけることで、美味しさがアップ! ナンを温める程度にオーブントースターで焼き、溶かしバターを塗ります。そして、ピザ用チーズを散らし、さらに焼いてピザ用チーズに焼き色がつけば完成です。チーズの香ばしい匂いがたまりません。

・シンプルターメリックライス

ターメリックの美しいイエローで見栄えも食欲も高まります。ターメリックは、体を温める効果があるとされているため、寒い季節に積極的にとり入れたいですね。お好みで、ドライパセリを振りましょう。

日本のいわゆる「カレーライス」とはまったく異なるインド風カレー。スパイスの量や組み合わせにより、さまざまな風味を楽しめます。インド料理店に食べに行くのも良いのですが、自宅で作ったカレーは格別です。ぜひ挑戦してみてくださいね!

[参考]

S&Bカレー.com

glico/カレーのおはなし

(木下あやみ)

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