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「リップバーム」と「リップオイル」の違いって?あなたに合う“唇ケアアイテム”の選び方

  • 2022.10.15
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乾燥する季節に欠かせない「唇ケアアイテム」。リップバームやリップオイルなどさまざまな種類があるけれど、結局どれを選べばいい?と迷っている人に朗報! 唇ケアアイテムのそれぞれの特徴や違いを海外の皮膚科医がアドバイス。(フロントロウ編集部)

唇ケアアイテム、どう選べばいい?

米バージニア州マクリーンのスキンケアクリニックMcLean Dermatology and Skincare Centerに所属する皮膚科専門医のリリー・タラコブ医師によると、「リップバーム」と「リップオイル」は、どちらも唇の荒れや乾燥を防ぎながら、うるおいのあるリップに仕上げるアイテムだと米Well + Goodで説明。

画像: 唇ケアアイテム、どう選べばいい?

一方で、これらの唇ケアアイテムには、それぞれメリットやデメリット、特徴、活用方法があるため、自分のライフスタイルやなりたい仕上がりに合わせて上手に使い分けるのが良いそう。

リップバーム、リップオイルのそれぞれの特徴と違いを今すぐチェック。

こってり質感&高保湿な「リップバーム」

リップバームとは、その名の通り“バーム状(半固形)”になっている唇ケアアイテムのこと。こっくりと濃厚なテクスチャーで、非常に保湿力が高いのが特徴。唇の乾燥防止やリップの下地なども活用できる優れもの。

画像1: こってり質感&高保湿な「リップバーム」

タラコブ医師は「リップバームには、唇の水分の蒸発を防ぐミツロウやシアバターが含まれており、とても保湿力が高いです」と説明。とくに唇が乾燥しやすい夜のケアにオススメだそうで、寝る前に塗るだけで、翌朝には唇がうるおってプルプルに。

一方で、リップバームは保湿力が高いゆえに、唇にのせた時の“ベタつき”が気になることも。また、ジャータイプ容器に入っているものは、指で掬って塗る必要があるため、使うたびに指先が汚れるのが苦手という人も中にはいるという。

画像2: こってり質感&高保湿な「リップバーム」

とはいえ、保湿力の高いリップバームは、唇の乾燥が気になるシーズンには、かなり強い味方になるそう。ただし、1日に何度も塗り直すと逆効果になる恐れがあるため、1日に1~2回を目安にしてみて。

ツヤ&うるおいを与える「リップオイル」

リップオイルとは、美容オイルをベースにした“リキッド状”の唇ケアアイテムのこと。べたつかずサラッとしたつけ心地が特徴で、唇の乾燥を防ぎながらツヤ感もプラス。唇ケアとしてはもちろん、リップメイクの仕上げにも活用できるという。

画像1: ツヤ&うるおいを与える「リップオイル」

米ペンシルベニア州アレゲニー郡の皮膚科専門医であるリンゼイ・ズブリツキー医師いわく、リップオイルの最大のメリットは、唇の内側の水分を逃さないところ。「リップオイルを使えば、唇にオイルの膜ができ、水分を閉じ込めるバリアになります」とズブリツキー医師は米Bustleで言う。

一方で、リップオイルは“油分”が主成分のため、唇そのものを保湿する効果はないそう。ズブリツキー医師も「リップオイルは保湿剤ではないので、一般的なリップバームに見られるような水和性はありません」と発言。

画像2: ツヤ&うるおいを与える「リップオイル」

とくに唇の乾燥がひどい場合は、リップオイル単体で唇ケアするよりも、「ヒアルロン酸」や「セラミド」といった保湿成分を含むリップバームやリップ美容液と併用したほうが、保湿効果は高まると明かした。

ちなみにリップオイルを選ぶときは、ヒマワリオイル、ホホバオイル、ココナッツオイル、アルガンオイルなど栄養豊富で肌なじみの良い美容オイルを選ぶのがベスト。また、シナモンやミントなどの刺激物や香料が入ったリップオイルは、より唇を乾燥させる可能性があるため、なるべく避けたほうが良いともズブリツキー医師は話す。

唇の荒れや乾燥ケア、そしてリップの下地としても重宝する唇ケアアイテム。その時の気分やシーンによって上手に使い分けて、ぷるぷるで健康的な唇をキープしてみて。(フロントロウ編集部)

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