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距離感に注意して、男友だちにアドバイスを求めるときのポイント

  • 2015.10.29

彼の同僚女性に彼を奪われてしまった…と、知人女性が女子会で嘆いていました。

なんでも「彼氏とうまくいっていない」とその同僚が彼に恋愛相談をしていたそうなのです。

周りの女性陣は同情ムードで「タチ悪いわね」と批判の嵐。

この手の女性は日本だと「相談女」と呼ばれますが、イタリア版相談女はさらに手強そうだな~と感じたのを覚えています。

(c) Bartłomiej Szewczyk - Fotolia.com

基本的にイタリアの女性は、お互いに迷惑がかからないよう、異性の友だちとはきちんと線引きした上でアドバイスを求めることがほとんどです。

「女性目線とはまた違ったところからアドバイスをくれる異性の友だち=貴重」と心得ている人は、どのように異性の友だちと付き合っているのでしょうか?

ここでは、「異性の友だちにアドバイスを求めるときのコツ」についてご紹介します。

■会うときは複数で、早めに切り上げる

夫としっくりいっていなかった知人女性は、幼なじみの男友だちに相談することが一番多かったといいます。

「5歳で知り合って、学校もずっと同じだから一緒に育ったようなものね。彼の意見やダメ出しは一番、的を得ているから参考になるのよ」と言う彼女。

「絶対2人で会わない。会うときは必ず複数人で」を守ることで、不要なトラブルに巻きこまれることを防ぐのだそうです。

彼の奥さんにも同席してもらうことが多く、彼女が気づかなかったポイントを指摘してくれて助けられた、と彼女。

「そういうときはおうちディナーを兼ねていたから、ディナーで集中して相談していた。ディナーが終わって、後片づけを手伝ったあと1時間くらいで退散するようにしていたわ」と、早めに切り上げるのを心がけ、いままでトラブルになったことは一度もないとのこと。

「彼のアドバイス通り夫に接したら、新婚のときのような関係に戻れた。本当に感謝しているわ」とほっとした様子でした。

■相手におごる

男友だちに、片思いの相談に乗ってもらっている知人女性がいます。

「2人で話す場合は、必ずカフェで立ち飲み」を貫く彼女に、立ち飲みなんて疲れない? 落ち着いて話せるの? と聞いてみたところ「落ち着かないからいいのよ。短い時間で集中するから真剣に話せるでしょ」という答えが。

周りに人が多くスタッフとも顔見知りのカフェだと、かえって誤解されないといいます。

「むしろ気をつけているのは、相手に勘違いされないようにすること」だという彼女のコツは、「相手におごる」ことだそう。

彼女はアドバイスを受けるたびになるべくおごり、カフェなら絶対相手に支払わせないように気を遣っています。

支払いは男性がするのが当たり前のイタリアでよくできるね~と驚いた私に「女性におごらせた=情けない、申し訳ないと思わせることで、やんわりけん制するのよ」と語る彼女。

「こちらは感謝の気持ちばかりです=相談するだけ、誤解しないで」と遠回しに意思表示できるので一石二鳥なんだとか。

「だからあまり高いところにはいかないわね。結果報告も兼ねたときのランチくらいかな」と笑っていました。

「女友だちだと『男はこうだから、ああだから』と盛りあがってしまって、結局相談にならない。真剣に悩んでいるなら、男友だちの意見のほうが確実」と語る人がいて、筆者にも思い当たることが…。

同性だとわからない目線からもらえるアドバイスは得がたいもの。ただ、あとあと面倒なことにならないよう、相手との距離の取り方には気をつけましょう。

(金丸 標)

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