キャリー・マリガン、産後うつを明かす

キャリー・マリガンが、第一子を出産後に産後うつを経験したことを明かした。2012年に結婚したマーカス・マムフォードとの間に2人の子どもを持つ彼女は、『ヴァニティ・フェア』のインタビューで、2015年10月に娘のイヴリンを出産した後すぐに異変を感じたものの、当時、参政権を求める女性たちを描いた映画『未来を花束にして』（2015）の公開を控えており、プロモーション活動を全てキャンセルするか、思い切って参加するか、どちらか選択を迫られたという。「その結果、ほかの様々な複合的要因と、まわりの人たちからのヘルプとサポートが、私の助けになりました」とコメントしている。

そんなキャリーは、ハリウッドの大物映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの性的暴行を暴いた「ニューヨーク・タイムズ」紙の記者、ジョディ・カンターとミーガン・トゥーイーの取材をまとめたベストセラー『その名を暴け―＃MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い―』（新潮社）の映画化作品『SHE SAID／シー・セッド その名を暴け』（2023年1月23日より日本公開）に出演。彼女は劇中で演じたミーガン・トゥーイーとも、産後うつについて語り合ったそうだ。「私たちはお互いに自分の経験をシェアしました。本当に多くの女性が経験することです」

Text: Tae Terai