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55歳。作るのも食べるのも面倒になったら試してほしい、12の提案。

  • 2022.10.12

体調にも環境にも様々な変化が訪れる50代。食事の好みも変わってくる人が多いのではないだろうか。食べるのは好きなのに量が食べられない、油っぽいものが苦手になった、夫とふたりだと何を作っていいのかわからない、とにかく食事をつくるのが面倒くさい......。そんなモヤモヤを感じたら、食生活を見直して新たな「おいしい」を探してみよう。

料理研究家、上田淳子さんは著書『55歳からの新しい食卓』(学研プラス)で、いくつになっても食事を楽しむための12の提案をしている。

根菜の切り方を工夫する、大豆製品に肉を少しプラスするなど、ちょっとした工夫で作るのがラクになり、食べやすくなる。

たとえば煮魚も、トマト味にすればご飯はもちろん、パンにも合う一品に。目先が変わって美味しく食べられそう。

冷えに悩む方は、生野菜ではなく、蒸した野菜で作る温サラダにする、という方法も。

こちらはフランス料理の手法「エチュベ」で作る四宝菜風。油が気になる中華料理も調理法次第であっさりと仕上がる。

本書で紹介している12のコツは以下の通り。

①野菜はシャキシャキの食感よりも甘みを味わう調理法で
②かたい根菜は切り方を工夫して、より食べやすく
③あっさり味がおいしい鶏むね肉。パサつきやすさは塩糖水&粉まぶしで解消
④牛肉・豚肉は脂の少ない部位で、やわらかく食べる工夫をする
⑤年齢とともに好きになってきた煮魚は、甘辛しょうゆ味以外の味つけも覚える
⑥フライパンひとつでつくれる「おかずエチュベ」でラクしておいしく
⑦大豆製品には肉を少しプラスして主菜に昇格させる
⑧不足しがちな食物繊維は、意識して多様な食材から
⑨たまに食べたい洋食は、一度に倍量作って冷凍保存を
⑩油が気になる中華は、あっさり味の"京中華風"で
⑪揚げものは少ない油で作れる春巻きが実はおすすめ
⑫3日保存できるおかずを作っておくと気がラクになる

すぐに取り入れられるテクニックが満載。ちょっとずつできるところから毎日の食事に変化を加えてみよう。

■上田淳子さんプロフィール
うえだ・じゅんこ/料理研究家。辻学園調理技術専門学校卒業後、同校の西洋料理研究職員を経て渡欧。星付きレストランやベッカライなどで約3年間料理修業を積み、帰国。自宅で料理教室を主宰するほか、雑誌やテレビ、広告などで活躍。ワインに合う日本食の提案イベントや、双子の母としての経験をいかした子どもの食育についての活動も行う。確かな技術を分かりやすい教え方に定評がある。

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