1. トップ
  2. レシピ
  3. ケイジャンスパイスが香る"ラムチョップサンド"

ケイジャンスパイスが香る"ラムチョップサンド"

  • 2022.10.12

羊好きの皆さま、お待たせしました!骨付きラムとスパイス、カラフルなパプリカ、ヨーグルトの酸味を大胆に盛り込んだ、中東×地中海テイストのサンドイッチの登場です。挟むだけ、重ねるだけでは終わらないガストロノミックな“肉サンド”秘蔵レシピ第4弾。東京・神楽坂にある大人気のビストロ「BOLT(ボルト)」のオーナーシェフの仲田高広さんが指南します。

ケイジャンスパイスが香る"ラムチョップサンド"

■“ラムチョップサンド”のつくり方

サンドイッチというより、もはやメインを張るにふさわしいボリュームと存在感。ラムの野生的な風味にケイジャンスパイスの香り、パプリカマリネの甘酸っぱさ、特製ヨーグルトソースの酸味が絡み合い、ヨーロッパのムスリム街を思わせる異国感がむんむん。骨をスティックに見立てた盛り付けも楽しい。

ラムチョップの野趣を生かす
あえて食べやすい大きさにカットせず、骨を抜くだけで、ラムチョップの野趣を楽しめる仕立てに。ラムを薄切り肉に、チャバタをピタパンに替えて、ケバブ風にもアレンジしても美味。


◇材料 (2人分)

ラムチョップ:4本(200g)
オリーブ入りチャバタ:2本(約20cm)
塩:少々
黒胡椒:少々
ケイジャンミックス:適量(市販)
パプリカのマリネ:1/2個分(つくりやすい分量)
★ :
・ 赤パプリカ:1個
・ 黄色パプリカ:1個
・ 塩:少々
・ 白ワインビネガー:小さじ2
・ アンチョビ:2枚分(みじん切り)
・ ガーリックオイル:全量(*)
├ ピュアオリーブオイル:大2
└ にんにく:1片分(スライス)
ヨーグルト:大さじ2
ゆかり:小さじ1(赤しそふりかけ)
イタリアンパセリ:適量


*ピュアオリーブオイルににんにくのスライスを浸して、30分以上置いたもの。

(1)パプリカのマリネをつくる
パプリカはグリルで皮が真っ黒になるまで焼き、皮をむいて水分をよく拭き取る。深めのバットに並べ、塩、白ワインビネガー、アンチョビをふり、ガーリックオイルを回しかけて1時間以上漬け置く。

(2)ヨーグルトソースをつくる
ボウルにヨーグルトとゆかりを合わせ、よく混ぜてしばらく置く。ヨーグルトに“ゆかり”を混ぜるだけで、中東風の酸味と塩味が調ったソースに。少し置くとしその赤色が移り、美しいピンク色に変化する。

ヨーグルトソースをつくる
ヨーグルトソースをつくる

(3)ラムの下準備
ラムの両面に塩、胡椒をふり、ケイジャンミックスを擦り込む。

(4)ラムを焼く
③を魚焼きグリルに入れ、表面に焼き色がつくまで焼く。粗熱が取れたら、骨を手でしごくようにして抜き取っておく。焼き時間の目安は8〜10分ほど。片面焼きグリルの場合は途中で上下を返す。フライパンにオリーブオイル適量を敷き、ソテーしてもOK。

(5)パンの下準備
チャバタの厚みを半分に切り、軽くトーストする。

(6)仕上げる
⑤のチャバタの下半分の断面に②の半量を塗り、2cm幅に切ったパプリカのマリネ、④をのせ、②の残りを回しかけ上半分のチャバタで挟む。イタリアンパセリを添えて完成。

完成
完成

――教える人

「「BOLT」オーナーシェフ仲田高広さん」

1981年生まれ。東京都出身。調理師学校卒業後、東京・銀座にあるフレンチの名店「マルディグラ」や、「レスプリミタニ」(閉店)で修業。その後フランスでの修業を経てオーストラリアへ。メルボルンのレストランやビストロなどで計6年間経験を積む。帰国後、東京・赤坂の居酒屋「まるしげ夢葉家」で修業し、2017年、居酒屋的感覚で自由にフレンチが楽しめる店「BOLT」を東京・神楽坂に開店。9席のカウンターは、毎晩食いしん坊の大人たちで満席だ。


店内
店内
外観
外観

◇店舗情報

「BOLT」
【住所】東京都新宿区箪笥町27 神楽坂佐藤ビル 1F
【電話番号】03‐5579‐8740
【営業時間】17:00~24:00(閉店)
【定休日】月曜、第2・4火曜
【アクセス】都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂駅」より徒歩1分


文:堀越典子 撮影:海老原俊之

元記事で読む
の記事をもっとみる