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【老けない肌】を目指す!乳液&クリームの正しい使い方

  • 2022.10.12
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【小林照子先生が教える】乳液・クリームお手入れ塾

87歳の今ももちもちのハリ肌を更新中

美容研究家

小林照子さん

\皆さんの疑問にお答えするわね!/

小林照子さん
【ギモン1】なぜ乳液・クリームが“老けない肌”に必要なの?

A.潤っている肌=老けない肌。肌にもともと備わっている潤いの膜=皮脂膜を真似てつくられた乳液・クリームを取り入れれば、乾き知らずに

油+水=乳液・クリーム

「肌の中の水分が逃げないように守っているのが、汗と皮脂が混ざってできる天然の保湿剤、皮脂膜。その構造を真似て、油と水を乳化させてできたのが乳液とクリームで、自前の皮脂膜と一体化して補強し、保湿。さらに毛穴の中まで入るので、肌の奥へ美容成分を届ける役割も!」(小林さん)

小林さん

水分と油分の配合量が違うだけで、乳液とクリームはいわば“兄弟”のようなものなんです。


【ギモン2】何歳くらいから取り入れるべき?

A.25歳ごろから。将来のシワや乾燥予防に効果大!

「18歳をピークに皮脂の分泌量が減り出すため、皮脂膜も少なくなり、乾きやすく。その影響を実感するのが、乾燥や目尻のシワなどが気になり出す20代後半。放置するとエイジングが進むので乳液やクリームで補って」(小林さん)

【ギモン3】乳液とクリーム、両方使わなきゃだめ?

A.その日の肌の乾燥具合に合わせて使い分ければOK

「基本的にはどちらかだけでもOK。乾燥がひどいなら、こっくりとした乳液を使ったり、乳液の後にクリームを重ねて。水分不足で毛穴がパッカリ開いているときは、化粧水の後にみずみずしい乳液のほうがなじみがよくて◎」(小林さん)

◆乾燥して化粧水が入らないなら乳液を先にして導入効果を利用して!

乾燥ぎみなら
乳液→化粧水→クリーム

さっぱりしたいなら
化粧水→乳液→クリーム

小林さん

使う順番も、乾燥具合で変えていいのよ!


【ギモン4】乳液もクリームも苦手です……

A.自分の好みのものに出会えてないだけかもしれません

「肌の感覚はとても重要で、塗って“気持ちいい”“このままでいたい”と感じるものが、あなたの肌が欲しているもの。成分や評判を優先しがちだけど、自分の皮脂膜となじんではじめて美容成分は肌の奥まで届くから、自分の感覚を信じて心地よいことを優先に探しましょう」(小林さん)

【ギモン5】乳液・クリームの上手な塗り方は?

A.指を使って、すべらせずおさえるように塗りましょう

「顔全体になじませるときは、親指以外の指の根元から先まで全部使って。細かい部分は、力が入りにくい“美容の指”薬指と中指の腹で。マッサージは手のひら全体を使います」(小林さん)

指を使って、すべらせずおさえるように塗りましょう。使うのは薬指と中指!/新井舞良さん

【24時間フル活用!】“照子流”乳液&クリーム使いこなし術を教えます!

お肌はもちろん、首元も指先もふっくらと柔らかくすべすべで、髪もツヤツヤな照子さんがリアルに実践するテクは、今すぐ取り入れるべし!

【朝】透明感を上げる乳液洗顔
1.マッサージしながら乳液を全顔に塗る/新井舞良さん

【1】マッサージしながら乳液を全顔に塗る
乳液はいつもより量を多めにとり、顔全体に。目頭から目尻、鼻の横からあごへと静脈の流れに沿って流す。

2.ホットタオルでやさしく拭き取る/新井舞良さん

【2】ホットタオルでやさしく拭き取る
42度ぐらいの熱めのお湯をタオルに含ませて軽く絞って開く。蒸気を肌にあて、タオルを軽くすべらせる。

小林さん

むくみも取れてスッキリするわよ。


【日中】首・手・髪まで乳液保湿
手のひらに乳液をなじませたら、首元を軽くおさえて保湿/新井舞良さん

◆首
手のひらに乳液をなじませたら、首元を軽くおさえて保湿。手はすべらせず垂直に当てるだけでOK!

手を洗った後は乳液で保湿

◆手
手を洗った後は乳液で保湿。手のひらに広げて、手の甲を包み込むようにおさえ、指先までまんべんなく。

髪は皮膚が形を変えたものなので乳液を/新井舞良さん

◆髪
髪は皮膚が形を変えたものなので乳液を。手のひらに残った分を、毛先を中心に毛束を握ってなじませる。

\手や首も顔と同じ肌。等しく大切に扱って/

小林照子さん/照子先生の手はささくれゼロの超もちすべ肌!
【帰宅後】乳液で簡単クレンジング+保湿のプレお手入れ
1.3枚重ねたコットンの間に乳液を3プッシュずつ

【1】3枚重ねたコットンの間に乳液を3プッシュずつ
3枚のコットンを用意。1枚目と2枚目、2枚目と3枚目の間に3プッシュずつを目安に含ませて重ねる。

2.全体にいきわたるようによく揉み込む

【2】全体にいきわたるようによく揉み込む
サンドした乳液をつぶすようにコットンを指で揉んで、乳液を四隅まで行き渡らせる。足りなければ乳液をプラス。

3.メイクをやさしく拭き取る/新井舞良さん

【3】メイクをやさしく拭き取る
3枚を1枚ずつに分けて、もっとも乳液がヒタヒタな2枚目のコットンを使用。頬などの広い面から軽くすべらせる。

◆汚れてきたら…

コットンを途中までさき
\キレイな面を出し折り返す/

【汚れてきたら…】コットンを途中までさきキレイな面を出し折り返す。

4.目のまわりや眉など細かい部分のメイクをオフ/新井舞良さん

【4】目のまわりや眉など細かい部分のメイクをオフ
裏返したり、さいてキレイな面で拭き、全面汚れたら、メイクが濃い目まわりや眉を拭き取る。2枚目も同様に。

5.最後に3枚目のきれいなコットンで全顔に乳液を与えて保湿/新井舞良さん

【5】最後に3枚目のきれいなコットンで全顔に乳液を与えて保湿
2枚目の段階でオフが完了。3枚目は顔、耳、首筋、手の順でなじませ、潤いを与える。

小林さん

服を脱いだら顔も脱ぐ!


【寝る前】クリームでシワ・ほうれい線をケア
【シワ】片方の手でシワを広げながら/新井舞良さん

【シワ】片方の手でシワを広げながら
シワの溝を広げた状態で、薬指に中指を添えて、指先でぐっと垂直に押し込んで細かくなじませていく。

【ほうれい線】下から上に軽く押し込むように/新井舞良さん

【ほうれい線】下から上に軽く押し込むように
親指以外の指全体にクリームをなじませたらハンドプレスして全体に。ほうれい線は、下から上に押し込むように。

小林さん

思っているより3倍、やさしーく塗るのよ。


撮影/岡本俊(まきうらオフィス) ヘアメイク/河面美咲 モデル/新井舞良 取材・文/楢崎裕美

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