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「神無月」の志で来年の縁が左右? 全国の神様が「出雲大社」で“会議中” 良縁をたぐり寄せる方法とは…

  • 2022.10.6
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旧暦の10月には全国の神様が「出雲大社」に集結

全国の神様が「出雲大社」に集結する「神無月」
全国の神様が「出雲大社」に集結する「神無月」

全国的に10月のことを「神無月」といいますが、「出雲大社」がある島根県・出雲地方では「神在月(かみありづき)」と呼ばれています。

全国の神様が「出雲大社」に向かうため、神社から神様がいなくなるといわれています。この時期は、全国の神様が「出雲大社」に集まり、来年の縁結びについて会議をしているから。

つまり、全国から神様がいなくなり、そのほとんどが出雲地方にいるので、全国的に見たら「神無月」とされていますが、出雲地方からすると「神在月」と認識されています。

縁結びというと恋愛運や結婚運など、男女の縁を想像する人が多いかもしれませんが、仕事、人間関係、金運の全てに対して欠かせないのは、いいご縁です。10月に「出雲大社」で神様が集まって行われる会議は、私たちの来年の運を左右するとても大事なイベントといえます!

10月の行いが、来年の良縁を左右する

来年の良縁を左右する「神無月」の行い
来年の良縁を左右する「神無月」の行い

「10月に神様が『出雲大社』に行ってしまうなら、神社に参拝しても意味がないの?」という疑問を抱くと思われますが、10月だからといって、神様が神社にいないというわけではありません。

なぜなら、10月を「神無月」といいますが、これは旧暦のことであり、新暦で見ると、今年は10月25日(火)〜11月23日(水)が旧暦の10月を指します。

さらに、「出雲大社」で全国の神様をお迎えする行事「神迎祭(かみむかえさい)」が行われるのは、新暦の11月3日で、神様をお送りする「神等去出祭(からさでさい)」が行われるのは、同月10日と19日。よって、今年の場合は新暦の10月は、神様はいつもどおりに神社にいます。

とはいえ、いつも通りの参拝方法でいいのかといえば、そういうわけではありません。なぜなら、縁結びの会議が行われる前の今時期は、神様が一人一人の今年1年の行いを見定め、来年にどのような縁を与えるか考えるとき。この時期の行いが、来年の良縁につながると言っても過言ではないのです!

神様の前ではお願いではなく感謝を伝える

神様には感謝を伝えよう
神様には感謝を伝えよう

では、「神無月」はどのように過ごしたらいいのでしょうか? まだ、神様が神社にいらっしゃる期間に参拝に行く場合は、お願い事をするというよりも「いつも見守ってくれてありがとうございます!」という感謝の気持ちでお参りをしましょう。

神社は本来、お願い事をするところではなく、祈りと感謝を捧げる場所です。そもそも、個人的なお願いを聞いてもらうために行くところではありません。

神様たちが、出雲に向かう前のバタバタしている時期に、「彼氏がほしいです」「お金持ちになりたいです」という願望を押し付けると、神様も困惑してしまうはず。この時期はお願い事をぐっとこらえて、感謝の気持ちを伝えることに徹しましょう。

「神在祭」期間は「留守神」に願い事をしよう!

お留守番をしている神様に願い事をする
お留守番をしている神様に願い事をする

旧暦の「神無月」になり、「出雲大社」で来年に向けての会議が行われているときはどうしたらいいのでしょうか? 2022年の場合、新暦の11月3日から19日の期間に当たりますが、この時期は出雲に行かずにお留守番をしている神様たちに気持ちを伝えましょう。

いつもの神社にお参りしたい場合は、御神木が神様の代わりにお留守番をしてくれています。いつも通りに参拝した後、御神木の前でも手を合わせるようにしてください。

「出雲大社」には、全国津々浦々の神様が集まりますが、中には地元にとどまってお留守番をしている神様たちがいます。その中で特に有名なのが「恵比寿様」です。諸説ありますが、「恵比寿様」は足が悪いため、出雲まで行けないので地元に残っているといわれています。「恵比寿様」が描かれた絵を見ると、常に座った姿で描かれています。

その他にも、「金比羅神様」「かまど神様」「道祖神様」も出雲に行かず、地元にとどまっているといわれています。どうしても神様に直接伝えたいことがある! という人は、これらの神様がまつられている神社にお参りするといいでしょう。

いかがでしたか?「来年の事を言えば鬼が笑う」ということわざもありますが、もうすでに、来年の縁は「神無月」である10月の行いで、左右されていきます。

神様に対してのみならず、周りの人や家族に対しても感謝の気持ちを忘れないようにして、良縁をたぐり寄せられる人になってください!

(水浦裕美)

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