【深井】心のこもったおもてなしの和食に惹かれる夜に☆「和食　心根（こころね）」

心根さんはランチもされているのですが

今回は夜に和食のコースを予約しました。（コースで3850円）一度、冬にお訪ねしたことがあって、とても素敵なお店だったので、今回は季節を変えて行ってみたかったのです。

お店の暖簾をくぐろうとすると、「本日はご予約で満席です」の文字が。週の中日の平日の夜なのに予約で満席なんだと、少し驚きました。

テーブルには、「本日のお献立て」と、達筆で和紙でに書かれたコースメニュー。

巣ごもりがちの時に、大好き友人達と会えるのも、わくわくのお料理に会えるのも大事な時間だなとあらためて思いました。

献立に沿ってお料理を紹介していきますね。

前菜救い豆腐小松菜のお浸し茄子の田舎煮三点が小鉢に入って出てきました。畑をされているとのことで、お野菜は自家製。丹精を込めたチカラの強い野菜の前菜です

お造り写真のひとつひとつが、お料理の丁寧さをお知らせできると思いますが、私が前回も思ったのはお造りの美しさと新鮮さ。

蒸物珍しいなと思ったのが蒸物の生ウニとマスカルポーネの茶碗蒸し。茶碗蒸しにマスカルポーネがしっかり効いていて、こんな使い方もあるんだなと思い、その上に大きな大好きなウニがのっていました。

溶岩次に出てきたのが、お皿に塩がたっぷり乗っていて、そのうえに平たい本物の溶岩で出来た容器に、黒毛和牛が味噌風味で載っているのです。お塩は温められた溶岩の熱を冷まさないためのもの。溶岩のうえにある和牛は、柔らかくてコクがあって、前回も感心しましたが、とってもおいしかったです。

小鍋鯛しゃぶの小鍋。熱せられた小鍋の中に薄くスライスされた鯛の白身が、お野菜と共に供されます。お出汁がおいしかった。

揚げ物椎茸とオクラの揚げ物。椎茸と大きなオクラを揚げてあるのですが、歯ごたえが最高で野菜の素材そのままな食感が嬉しい。

土鍋飯大きな丸い土鍋からお茶碗にわけて、出てきたのが鯖と青紫蘇の炊き込みご飯。鯖の臭みが青紫蘇で見事に消されて、残っているのは濃厚なお魚のコクと味。赤だしや温かいお茶も一緒に出された、とても嬉しい一品でした。

甘味最後に甘味。ほうじ茶プリンでした。このお店のプリンは、絶品。そして粒状になったほうじ茶は、プリンのうえで、食事のお口直しに最高でした。

思うのは丁寧な素材を生かしたそれぞれのお料理の美しさと味わいとおいしさ。そしてその一品一品を供されるときの、丁寧さとタイミング。和食のおもてなしってこんなだなと思ったことでした。そして量もちょうどよくて、食べ過ぎてそれぞれのおいしさがわからなくなるものでもなく、コースでしっかり満足感があります。

夜も更けて帰り際に、玄関先の暖簾の外まで店主さんとおかみさんにお見送りしていただいて恐縮でした。丁寧なおいしい食事と時間を有難うございました。

和食こころね住所：大阪府堺市中区深井清水町3809-1 電話番号：072-242-6993 定休日：日曜日／月曜日不定休駐車場：無し（すぐ近くに近隣有料駐車場有）（インスタグラム）instagram.com/cocorone46