今回ご紹介する難読漢字はこちら! 「破蓮」です。
「蓮(はす)が破れる(やぶれる)…?」と、不思議な光景をイメージされた方もいらっしゃるかもしれません。ちなみに、こちらは秋の季語なんですよ。
さて、いったいなんと読むのでしょうか?
「破蓮」の読み方!
それでは、早速「破蓮」の読み方を発表します。
「破れる蓮と書くみたいだし、やぶれはすやはれんと読むのでは?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、残念ながら不正解です!
ヒントですが、この言葉には2つの読み方があります。それぞれ読み仮名は4文字と5文字です。
しかも、お互いにとてもよく似た読み方となっています。4文字の方に1文字加えるだけで、5文字の読み方になりますよ。
それでは、正解を発表します。
正解は「やれはす」「やれはちす」でした!
「破蓮」について
「やれはす」に「ち」を加えたら「やれはちす」。片方の読み方がわかれば、もう1つの読み方にも比較的簡単にたどり着けたかもしれませんね。
さて、それではこの言葉はどのような意味を持っているのでしょうか?
〘名〙 破れた蓮の葉。敗荷(はいか)。やぶれはす。やれはちす。《季・秋》
出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
まさに使用されている漢字そのままでしたね! ちなみに、「やれはちす」も同じ意味になります。
なお、引用にある「敗荷(はいか)」の場合、「荷(か)」は「はちす」、すなわち「蓮」を意味するんだそう。これを聞いて驚かれた方も多いかもしれません。
「荷物(にもつ)」や「積荷(つみに)」、「荷台(にだい)」など、この漢字は見かける機会も多いですよね。しかし、実はこのように、意外な一面を持っていることもあります。
もしかしたら、みなさんの名前に使われている漢字にも、まだ知らない意味や読み方があるかもしれませんよ。
まとめ
いかがでしたか?
「破蓮」は「やれはす」「やれはちす」と読みます。
ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね!