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「楊梅」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.10.13
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今回は、植物に関する難読漢字を出題します。

みなさんは「楊梅」の読み方を知っていますか?

実は、この言葉には2つの読み方があります。そして、1つはかなりの難問かと思います…!

さて、いったいなんと読むのでしょうか?

「楊梅」の読み方!

1文字目の「楊」は、今回で初めて見た、なんて方も多いかもしれません。

勘の鋭い方ならば、「太陽」の「陽」と右側が同じであることに気づけたはず。こちらから、「楊梅」を「ようばい」と読むと導き出せた方は…大正解!

しかし、もう別の1つ読み方がありますよ。なお「ようばい」は、こちらの漢名になります。

それでは、ここで大ヒントをご紹介です。

残る1つの読み方をする場合、「楊梅」は「山桃」と書くこともできるんです。

それではもう1つの正解を発表します。

「やまもも」でした!

「楊梅」について

「梅」が入っているのに「やまもも(桃)」…。

答えを知った今でも、「どうしてこのように書くんだろう…?」と不思議に感じている方も多いかもしれません。

それでは、「楊梅」とはどのような植物なのか、辞書で確認してみましょう!

〘名〙 ヤマモモ科の常緑高木。本州の関東以西、四国、九州、沖縄の海岸近くの山地に生える。高さ一〇メートルに達する。葉は倒披針形で長さ一〇センチメートルぐらい、枝先に集まってつく。雌雄異株。春、葉腋に花被のない黄紅褐色の単性花をつける。雄穂は円柱形で長さ約三センチメートル、雌穂は卵状長楕円形でやや小さい。果実は径一~二センチメートルの球形の核果で紅紫色に熟し甘酸っぱく食べられる。樹皮を乾燥したものを楊梅皮(ようばいひ)と呼び下痢・打撲症の薬に用いる。材は細工・薪炭用。漢名、楊梅。《季・夏》

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

生えている地域の関係上、関東や東北、北海道にお住いの方は、この植物のことをまったく知らなかったなんてことも多いかもしれません。

しかし、その用途は幅広く、果実は食べることができ樹皮は薬として用いることができるそう。人間にとって、とても重要な植物と言えそうです。

ちなみに、「梅」を使った難読漢字には、ほかにも「梅雨」や「塩梅」などがありますよ。さて、みなさんはこちらを読めますか…?

まとめ

いかがでしたか?

「楊梅」は「ようばい」「やまもも」と読みます。

なお、最後に挙げた難読漢字の読み方は、それぞれ「つゆ」「あんばい」です。この機会に、併せて覚えておいてくださいね!