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神戸ツウが魅了される“奥神戸”の注目スポット11選。

  • 2022.10.5
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大都市でありながら山と海、そして里山に近いことで、食材に恵まれ多様な食文化を育んできた兵庫県神戸市。なかでも北区の里山エリアや六甲山エリアは、都心と自然の近さや住みやすさ、子育てに惹かれた県外からの移住者も増え、ウェルビーング(幸福)な街として人気を集めています。今回は定番スポットではない、“奥神戸”の注目スポットをご紹介!

1.【六甲山エリア】大阪~淡路島まで見渡せる天空のレストラン〈空のダイニング〉。

〈宝塚ホテル〉の分館として、1929年に開業した〈六甲山ホテル〉。2007年には、国の近代化産業遺産にも認定されましたが、耐震の問題などで、2017年に12月に惜しまれつつクローズ。しかし2019年7月〈六甲山サイレンスリゾート〉として、開業当時の美しさを蘇らせた旧館と〈空のダイニング〉がオープン。数年後には宿泊棟〈サイレンスリング〉、さらにその数年後には複合リゾートがオープン予定です。

修復を手がけたのは、イタリアのデザイン界を代表する巨匠ミケーレ・デ・ルッキ。イタリア郵便局やドイツ銀行ビルなどの建物のほかに、エルメスの家具や照明をはじめ、多くのプロダクトやインテリアのコレクションをデザイン、設計した建築家兼デザイナーです。

施設のなかでも特におすすめしたいのが、併設された〈空のダイニング〉。大阪・神戸・淡路島までを一望できる野外デッキを持つレストランで、日本とは思えないような美しく雄大な景色が広がります。こちらでは旬の野菜や瀬戸内海の海の幸、神戸ならではの但馬牛(たじまうし)を使ったバーベキューのほか、旬の食材が味わえるカジュアルなランチコース、アラカルトメニューなどを楽しめます。新神戸駅からもタクシーで30〜40分ほどでアクセスできるので、ランチやディナーなどで気軽に非日常気分を味わってみては?

2.【六甲山エリア】森の中の泊まれるシェアオフィス〈ROKKONOMAD〉。

〈ROKKONOMAD(ロコノマド)〉は、六甲山の森の中に2021年3月オープンした、泊まれるシェアオフィスです。神戸市が推進する「六甲山上スマートシティ構想」の山上のビジネス交流拠点「共創ラボ」として開設されました。

かつて保養所だった建物を改修しているため、宿泊も可能です。帰りの時間を気にすることなく集中して仕事をし、山ですがすがしい朝を迎えるという新しいワークスタイルが叶いそう。BBQができるウッドデッキや庭、コテージを備えているため、オフィス合宿や会議などグループでの利用も可能です。

〈ROKKONOMAD〉は、神戸・三宮から車で約40分とアクセスのよい場所に位置しています。六甲ケーブルを利用すれば、六甲山上駅から徒歩約12分と車なしでのアクセスも可能。森の中にある施設ですが、インターネット光回線を完備し、オンライン会議も問題なく行える環境が整っています。

3.【六甲山エリア】夜景と光のアートがコラボした〈自然体感展望台 六甲枝垂れ〉。

六甲山といえば、眼下に広がる夜景が有名ですよね。そんな夜景と光のアートのコラボレーションが楽しめるのが眺望スポット〈六甲ガーデンテラス〉にある〈自然体感展望台 六甲枝垂れ〉。設計は、広島を拠点に活動している建築家、三分一博志(さんぶいちひろし)氏が担当しています。『日本建築大賞』のほか、『カナダグリーンデザイン賞最優秀賞』、ドイツの『DETAIL Prize 特別賞』など、世界各国で受賞歴を持つ建築家です。フレームや壁、床に奈良・吉野のヒノキを使用して造られた総檜葺きの展望台になっています。

4.【北区エリア】アラン・デュカスも来訪!自家製牛乳やチーズが絶品の〈弓削牧場〉。

神戸の市街地から車で約30分とおどろくほど都市に近い〈弓削牧場〉は、閑静な住宅街の奥、標高400メートルの裏六甲と呼ばれる自然豊かな場所にあります。こちらでの見どころは、自然や環境に配慮した循環型の取り組みです。自家製の堆肥や液肥を使った野菜やハーブの栽培をはじめ、果樹の栽培や養蜂の導入など牧場内自給率アップを目指し、新たな挑戦をしています。また、実証実験として牛の糞尿、チーズ工房からホエイやレストランからでる食品残渣(ざんさ)を活用した小規模バイオガスプラントを始め、ガスの自給を目指しています。

併設のレストラン〈チーズハウス・ヤルゴイ〉では、自家製チーズや、牧場内で作られた無農薬無化学肥料栽培の野菜を使用した、ここにしかない料理が味わえます。過去にはあのフレンチの巨匠であるアラン・デュカス氏が訪れ、自身のお店でこちらの乳製品を使用していたこともあるそう。

牧場のトレードマークにも登場するオーナーの3人のお子さんは、現在それぞれの形で牧場に関わっており、チーズ製造を担当する長男・太郎さんが生み出した「フロマージュ・プチタロウ」は、牧場の新たな看板メニューとなっています。ショップでは、チーズをはじめ、牧場でとれた牛乳やはちみつ、石鹸や化粧水、ハーブ苗や堆肥、有機JAS資材認証を得た液肥なども販売しています。

5.【北区エリア】昭和レトロな元病院をリノベーション〈ヌフ松森医院〉。

神戸市北区淡河(おうご)町にある〈ヌフ松森医院〉は、元病院施設をリノベーションした複合施設です。450坪という広大な敷地のなかには、旧松森医院棟をはじめ、築100年という歴史ある母屋(古民家)や蔵、庭園などがあります。2017年に現在のオーナーが、この地を保存・再生のために購入し、地元の関係者と「淡河松森医院跡みらい会議」を発足。現在『淡河松森医院跡の利用再生プロジェクト』を進行中です。

元待合室を利用した喫茶店〈珈琲スタンドカセットテープ〉と、昭和レトロな雑貨や駄菓子を販売する元レントゲン室の〈新松森商店〉が、現在営業中。ほかにもレンタルスペースやシェアオフィスなどが併設されています。神戸市では、この施設内の2部屋を「お試し住居」として貸し出す取り組みや、移住里山生活に興味がある方、のんびり里山でワーケーションしたい方にも宿泊施設として貸し出しています。

6.【北区エリア】西日本最大級の広さを誇る〈道の駅神戸フルーツ・フラワーパーク大沢〉。

2017年3月にオープンした〈道の駅神戸フルーツ・フラワーパーク大沢(おおぞう)〉は、西日本最大級の広さを誇る道の駅。「花と果実のテーマパーク」をテーマに、中世ヨーロッパのルネッサンス様式の美しい建物や庭園が見事です。ほかにも、遊園地やゴーカート、温泉、バーベキュー場、ドッグランなど、「食べる」「買う」「遊ぶ」施設がそろい、一日中楽しむことができる滞在型の道の駅です。

近隣農家で収穫したての野菜やくだものがそろう〈FARM CIRCUS MARKET〉のほか、地産地消のメニューがそろうレストランやカフェも。新鮮な野菜やくだものを使った、カフェメニューが楽しめる〈FARM
CIRCUS CAFE〉に〈FARM CIRCUS SHOKUDO〉、イタリアン〈DAYS KITCHEN〉など、神戸の食材をふんだんに使った食事処も揃います。

また、施設内には四季折々の花が咲き、7月下旬ごろから11月上旬ごろにかけて、桃、ブドウ、梨、リンゴなどのフルーツ狩りを楽しむこともできます。

7.【北区エリア】築260年以上の茅葺き古民家で営む〈はなとねベーグルと米粉の蒸しぱん〉。

県外から移住した村上さん夫婦が営む〈はなとねベーグルと米粉の蒸しぱん〉。木・金・土に、ベーグルとスチームベーグル(米粉の蒸しぱん)の店頭販売を行っています。お店がある築260年以上の茅葺き民家「前田家住宅」は、神戸市指定有形文化財に指定されており、雰囲気のある古民家です。

ベーグルは北海道のあんこや、抹茶&ホワイトチョコ、バジル&チーズなど14〜18種類を用意。スチームベーグルは黒糖きなこや杏仁豆腐など全5種類のなかから、日によって数種類が店頭に並びます。スチームベーグルには、淡河産の米粉を使用。ベーグルには北海道産の小麦「春よ恋」を使用するなど、シンプルなパンだからこそ、素材にもこだわっています。人気のベーグルは売り切れてしまうことも多いので、早めに行くのがオススメです。

8.【有馬エリア】日帰り温泉施設〈金の湯〉と〈銀の湯〉。

豊臣秀吉が愛したことでも知られ、日本三古湯と呼ばれる有馬温泉も実は神戸市にあります。有馬温泉は地下60キロから湧出する世界でも珍しいプレート直結温泉。鉄分と塩分を含む赤茶色の「金泉」と、炭酸をやラドン泉を含む無色透明の「銀泉」があり、金泉は日本一塩分が濃いことでも知られています。

〈金の湯〉は、有馬名物「金泉」専用の外湯。含鉄泉や塩化物泉などが混合した泉質で、湧き出す際には無色透明ですが、湯に包まれた鉄分が空気に触れると金(茶褐)色に濁るため「金泉」と呼ばれています。入り口には地元の人も利用する、無料の足湯もあります。

「銀の湯」は、太閤さん(豊臣秀吉)が入った岩風呂をイメージした浴室。無色透明な銀泉と呼ばれる炭酸泉、ラジウム泉の温泉は、肌がつるつるになると好評です。うたせ湯や蒸し風呂をイメージしたスチーム式サウナも完備しています。

9.【有馬エリア】有馬伝統の芸妓文化を体験できる〈芸妓カフェ一糸〉。

有馬温泉は兵庫県内で唯一、芸妓文化が残る場所です。有馬芸妓は、神戸歴史遺産にも認定されています。

〈芸妓カフェ一糸(いと)〉は2015年に、置屋をまとめる組合である「有馬検番(ありまけんばん)」の1階をリニューアルして生まれた舞台のあるカフェです。現役の有馬芸妓が常駐し、芸妓の踊りやお座敷あそびを気軽に楽しめる場として人気を集めています。

店内は写真撮影OK。踊りを観覧したり、三味線や長唄の音を聞きながら、コーヒーや紅茶、お酒とおつまみ、お抹茶と和菓子のセット(数量限定)などがいただけます。メイクから着付けまで、現役の有馬芸妓が行う「有馬芸妓変身体験」も。夜は、現役の有馬芸妓と過ごせる、貸切プランもあります。

10.【有馬エリア】〈アリマジェラテリアスタジオーネ〉で並んでも食べたい絶品ジェラートを。

有馬温泉には『ジェラートワールドツアージャパン2019 横浜』で優勝した、日本一のジェラートがいただける〈アリマジェラテリアスタジオーネ〉があります。片山圭介さんが店内奥の厨房で手作りするジェラートは、六甲山麓の酪農家限定の濃厚な牛乳のみを使用。ショーケースやジェラートマシンは、ジェラートの本場イタリア製にこだわっています。

生の果実をそのままジェラートにしているため、鮮やかな色にフレッシュな味わいが特徴。ジェラートにとって最適な温度である、マイナス9度からマイナス13度で温度管理をしているため、最高になめらかな舌触りが楽しめます。ショーケース内のビジュアルも、ワクワクするようなうつくしさです。

11.【有馬エリア】〈旬彩猪名野〉で藤井聡太棋聖の勝負メシ「神戸牛のすき鍋膳」を。

有馬温泉の老舗旅館〈中の坊瑞苑〉内に併設された和食レストラン〈旬彩猪名野〉。温泉街のほぼ中央という便利な場所に位置し、駐車場も完備。料理には、神戸牛をはじめ、地元の食材を取り入れ、手軽なお膳料理(セットメニュー)から会席料理、夜は一品料理も用意されています。

名物は、神戸牛を使用したすき鍋に、兵庫県小野市産の小麦「ふくほのか」を使用したうどんを加えた「神戸牛すき鍋膳」。こちらは、将棋の第61期王位戦で、藤井聡太棋聖(現在は五冠)の勝負メシにもなりました。

港町や洋風な街並み、中華街などのイメージがある神戸市ですが、実は農業も盛んだったり、里山の魅力で溢れていたりと、知られざる魅力も満載です。定番神戸旅行もいいですが、一足伸ばして“奥神戸”の魅力に触れに行ってみてはいかがでしょうか?

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