映画『マイ・ブロークン・マリコ』に出演する、奈緒にインタビュー♡ 共演する永野芽郁への想いも語る

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スクリーンの中で輝きを放つあの俳優から目が離せない。
今回は、映画『マイ・ブロークン・マリコ』に出演する奈緒さんにインタビュー♡

奈緒
1995年2月10日生まれ、福岡県出身。映画、ドラマ、舞台などで活躍する人気女優。今年は映画『余命10年』、MIRRORLIAR FILMS Season3『可愛かった犬、あんこ』、『TANG タング』など出演映画が相次いで公開。10月スタートの『ファーストペンギン！』（日本テレビ系）ではシングルマザー役を演じる。

（永野）「芽郁ちゃんは大切で、自分の全てをさらけ出せる人…」

今作では自ら命を絶つという壮絶な役を演じました。複雑な家庭環境で育ったマリコにとって、親友のシイちゃんの存在は大きなもの。原作でも互いに支え合うマリコとシイちゃんの関係性が大切に描かれていて、原作の力を届けたいと思いました。

演じるのに覚悟のいる役ですが、『半分、青い。』で共演して以来、親友の永野芽郁ちゃんがシイちゃんを演じるということが背中を押してくれました。
ちょっぴりガラの悪いシイちゃんは普段の芽郁ちゃんのイメージとかけ離れているけど、根っこの優しさや強さは役とリンクする部分。マリコがしんどい胸の内を話すシーンでは、シイちゃんの方が辛い表情をしていて。マリコを支える神様みたいな存在だなと思いました。

私にとっても芽郁ちゃんは大切で、自分の全てをさらけ出せる人。大人になってから、「この先もずっと関係性が続いていくんだろうな」と思える相手と出会えた奇跡に感謝したいですね。

劇中では二人の絆が描かれますが、私も友達に支えてもらったおかげで今の自分がいると思います。悩み相談はあまりしないんですけど、自分が決断したことを打ち明けるとそれを聞いて見守ってくれるのが高校時代の親友。「奈緒ちゃんが夢を追っている姿を見ていると自分も頑張れるよ」と言ってくれる存在を大切にしたいです。

シイちゃんはマリコのために旅に出ます。私も一日でもオフができたら、陶芸の先生に会いに岡山に行ったりと、カメラを持って旅に出ます。
今、旅したい場所は四国。小豆島を巡ったこともありますが、奥が深い地なので、もっと深掘りできたらと思っています。美術館にも行きたいです。食、アート…、美しい風景に触れる旅は大好きなんです！
新しいものとの出会いを求めて、またどこかへ行きたいです。

映画『マイ・ブロークン・マリコ』
鬱屈とした日々を送るシイノトモヨ（永野芽郁）が、テレビのニュースで親友のイカガワマリコ（奈緒）が亡くなったことを知ることから始まる物語。幼い頃から父親や恋人に暴力を振るわれ、人生を奪われ続けたマリコのために、何かできることがないのか…。シイノは父親からマリコの遺骨を奪って旅に出る。監督／タナダユキ 出演／永野芽郁、奈緒、窪田正孝 他 9/30全国公開

Photo:Tamamoto Shimpei Styling:Tsubakichi Hair Makeup:Okamoto Junko Text:Fukuda Keiko