【松戸】野菜スイーツで楽しいひと時を♪「patisserie omotyabako」（パティスリーおもちゃ箱）

涼しい風とともに、落ち葉のような秋の香りを感じた今日この頃。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。今回は野菜を使ったスイーツが味わえるという、ちょっとめずらしい洋菓子店「patisserie omotyabako」（パティスリーおもちゃ箱）さんをご紹介します♪

JR常磐線の北小金駅から15分ほど新京成バスに乗った場所にある小金原中央商店街。その中でも、ひと際かわいらしいお店がこちら。まるで絵本に出てくるお菓子屋さんのよう。ショーケースに並ぶスイーツの数々がキラキラと輝いて見えます。

野菜スイーツでおうち時間に楽しみを

オーナーであるご主人は、かつて柏に存在していた「table beet」（テーブル ビート）という農園レストラン出身。そこで提供されていた有機野菜のスイーツをこれからも作り続けたい、そして自分たちの店舗を持つという、かねてからの夢を叶え、昨年11月にご夫婦で開店されました。

一番にお客様には「楽しんで頂きたい」気持ちが強いです、と語って下さったオーナーさん。見て楽しい、食べて美味しいはもちろんのこと、おもちゃ箱から遊びたい物を選ぶように、ワクワクしながらケーキを選び、いつものお菓子の時間がより一層楽しいひと時になりますようにと、そんな願いが店名にも込められています。また、ふとした時に足を運びたくなる、会話のできる洋菓子店を心がけているのだそう。

ベジブロス（野菜のだし）が入った人気のプリン、シュークリームなど。

ショートケーキといった通常のスイーツも味わえます。

早くも無くなりそうなケーキが。

ほのぼのとした秋のディスプレイ。

スイーツに使われている我孫子の有機野菜。販売もしています。

素材を活かした優しさと深みある味わい

ショーケースの前で迷いながら野菜系2品、フルーツ系2品、計4品のスイーツを購入し、ゆっくりと自宅で頂くことにしました。秋といえば「芋・栗・かぼちゃ」は外せませんよね。というわけで、まずは「バターナッツかぼちゃのガトーショコラ」から。

かぼちゃとホワイトチョコを合わせた生地の上に、かぼちゃの生クリームが絞ってあります。ガトーショコラと聞いて、濃厚な物を想像していたのですが、頂いてみると優しい口当たり。ふかふかとした絶妙な食感で、重たくなく、とても食べやすい野菜スイーツでした。 かぼちゃの自然な甘み、まろやかなクリームの美味しさ。それもそのはず、バターナッツかぼちゃを1時間じっくりとローストし、味わいを最大限まで引き出した物をペースト状にして使用されているとのこと。丹精込めて作られています。

2品目の野菜系は「ごぼうチャイ」。ごぼうの皮とカカオニブを混ぜた、塩気の効いたガレットが土台となっており、ごぼうとチャイのムース、一番上には生クリームとチョコの飾り付けがしてあります。（大事に運んでいたのですが、ケーキが少し寄ってしまいました(涙)） ごぼうの素朴な味わいと、チャイのミルクティー感やスパイスが見事にマッチしていて、深みのある美味しさ。ガレットのサクほろ食感と塩気、カリカリとしたカカオニブ、チョコのトッピングもアクセントになっていて、ムースのなめらかさがより引き立ちます。今までに食べたことのない野菜スイーツが味わえて、新鮮な喜びを感じました☆

3品目はフルーツ系で人気のプリンアラモード「おもちゃ箱」。シロップが染みているシフォンケーキ、その上にベジブロス（野菜のだし）入りのプリン、生クリーム、目にも鮮やかなフルーツがなんと5種類も。（いちご、ブルーベリー、パイン、マスカット、いちじく） みずみずしいフルーツの甘さとともに、野菜だしの香ばしい味わいのプリン、生クリーム、ジュワっとしたシフォンケーキ、それらが一体となって美味しさのハーモニーが広がります。野菜の滋味を感じつつも食べやすく、お子さんから大人まで幅広い年代に好まれそうな、まさに良いとこ取りの王道スイーツ。人気商品なのも頷けます。

最後に、秋の新作「いちじくのタルト」を頂きました。土台はしっかりめのタルト生地、中心にカスタードクリーム、その上に黒糖はちみつの生クリームとソース、ピーカンナッツ。旬のいちじくは大きめにカットされていて、存在感を放っています。 いちじくのプチプチとした楽しい食感、黒糖はちみつとカスタードのコクのある甘み、ピーカンナッツの歯ごたえ、サクっとしたタルト生地。。。口の中で相まって、幸せな美味しさです☆ どのケーキも素材が活かされていて、甘み、塩気、食感、見た目、すべてのバランスを計算された上で作られているように感じました。

「選ぶ楽しみ」あふれる店内♪

実は生菓子だけでなく、焼き菓子の種類もこんなにいっぱいなんです。今日はどれにしようかなと選ぶ楽しみ。味わう前から、もうすでにワクワク感がやってきます。 様々なスイーツを通して日常にハッピーなエッセンスを提供しようと、ひたむきに洋菓子作りをされているオーナーさんのお人柄。きっと出会ったことのない野菜スイーツなど、まだまだあるはずですし、季節ごとに彩られるショーケースが楽しみになりますね☆「patisserie omotyabako」さんの奥深さを感じずにはいられません。

パウンドケーキ、フロランタン、ブラウニーなど。

新商品「栗の貝殻」おいしそうです。

積み木サブレの味も色々。（玉ねぎ、かぶの葉、ココアなど）

らいおんマドレーヌの味は3種類。（バニラ、いちご、ベジブロス）

好きな焼き菓子を選んで、詰め合わせも可能。

プレゼントに喜ばれそうな花柄のパッケージ。

フルーツゼリーのパックやギフトセット。

くしくも、9月29日は洋菓子の日。フランスでは菓子職人の守護をしている大天使ミカエルの祝日がこの日であることから、三重県で制定された記念日となっています。お気に入りのスイーツや旬の味覚を見つけたりと、みなさんにとって美味しい楽しい秋でありますように☆彡

patisserie omotyabako（パティスリーおもちゃ箱） 【公式ホームページ】https://www.omotyabako.jp/ 【住所】千葉県松戸市小金原6-2-10-1F 【TEL】047-369-7768 【営業時間】10:00～18:00（生菓子がなくなり次第終了） 【定休日】不定休 【駐車場】あり（小金原中央商店街に併設） 【アクセス】JR常磐線の北小金駅から新京成バス約15分 ○バス案内所行き「行政センター」または「バス案内所」下車、徒歩1分 ○小金原6丁目行き「御堂の上」下車、徒歩6分