1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「赤ちゃんを置いてベランダに出た」育児ノイローゼを経験したママの体験談

「赤ちゃんを置いてベランダに出た」育児ノイローゼを経験したママの体験談

  • 2022.9.29
  • 7620 views

赤ちゃんが生まれると、そのお世話の大変さに驚きませんか。ここで紹介するぴまるママ(@pimaru_mama)も、娘のぴまるちゃんが生後4か月のころに限界まで追い詰められてしまったことがあるそうです。今、育児がつらいと思われている方、これからママになる方にぜひ読んでいただきたい漫画『育児ノイローゼだった頃』をダイジェストでご紹介します。

生後4か月…寝ずに泣き続ける娘に限界を感じた

ぴまるママさんの娘であるぴまるちゃんは、一晩中寝ずに泣きわめいており、ぴまるママさんは肉体的にも精神的にも疲れが出ていました。実家も夫も非協力的な中、泣きわめくぴまるちゃんと一緒ではなかなか外出もできません。

保健師さんからは「育児に行き詰まっていそうなお母さん」、学生時代の友人たちには「ぴまるちゃんが私の子どもだったら育てられなかった」と言われるぴまるママさん。それらの言葉が胸に突き刺さります。

「ほっといても泣き止む」アドバイスも裏目に

ある日、「たまにはあやさなくても大丈夫」という保健師さんのアドバイスを実践したぴまるママさん。しかしぴまるちゃんは泣きすぎて顔色が悪くなってしまいます。

「死んでしまうのでは」と恐怖を感じたぴまるママさんは夫に連絡。夫は救急相談に連絡しますが、言われたことを淡々と伝えるだけで、ぴまるママさんの不安には寄り添ってくれませんでした。

泣き入りひきつけに関して、漫画に登場する医師の見解はあくまで個人的なものです。日本小児神経学会は泣き入りひきつけについて以下のように言及しています。

「泣き入りひきつけ」は乳幼児期におきる「反射性けいれん」の一種でお子さまの成長に伴い自然に消失して行くものです。まず慌てないで冷静に対処することが重要です。強く泣くことで「息つぎ」ができなくなり、無呼吸となり症状が出現、ほとんどがこの型で、「かんしゃくの強い子」、「我が強い子」に多い青色失神タイプと、突然の「おどろきやびっくり」あるいは「痛み」により、ほとんど泣かずに心拍が止まり(迷走神経反射)、脳血流が減少して症状を呈する、「怖がりな子」とか「華奢で繊細な子」に多い白色失神があります。発作の持続時間は1分以内のことが多く、生後4~5歳頃には自然に消失し、予後良好で発達にも影響しません。日常、「泣かせまい」と過度に神経質になり過保護にならぬよう注意しましょう。不安な場合は、かかりつけの小児科・小児神経専門医でよく相談し、しっかり説明を受けましょう。

気になることはかかりつけ医に相談してください。

妻は限界だと悟った夫

夫の他人事な態度に限界を感じたぴまるママさんは、ぴまるちゃんを置いてベランダに出てしまいます。

夜風に当たっているぴまるさんを見て、夫は妻が限界を迎えていることに気づきます。その後、ぴまるママさんの話を聞こうとしはじめ、態度も劇的に変わりました。

味方ができたことで、ぴまるママさんの心は軽くなったのだといいます。

限界だったつらい時期を脱した今、伝えたいこと

その後、会社に相談して定時で帰れるようになった夫に助けられながら育児をするものの、泣き声の幻聴が聞こえるほど精神的に追い詰められていました。

しかし大きくなるにつれ、泣くことが減ったぴまるちゃん。今ではぴまるちゃんと過ごす毎日に幸せを感じているそうです。

本当につらいときに誰も味方がいないのは絶望的なもの。ぴまるママさんにとっては、夫が理解してくれたことが孤独から解放されるきっかけとなったのですね。

自分を追い詰めすぎないことはとても大切です。適度に手抜きをしながら、少しの時間でも自分だけのために時間を使ったり、自分を甘やかしたりすることも必要かもしれません。「育児がしんどい…」と思われている方に、ぜひ参考にしてほしい作品です。

著者:シンクアフェーズ

元記事で読む
の記事をもっとみる