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eco検定とは?資格の内容や難易度、受験方法を解説。合格の攻略法も

  • 2022.9.28
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eco検定とは

eco検定は「環境社会検定試験」が正式名称の、東京商工会議所が主催する民間試験です。サステナブル志向が世界的に広まっている昨今では、環境を意識する企業や個人も増えてきています。

eco検定の目的は、複雑・多様化する環境問題に関する知識を幅広く身につけるというもの。また、知識だけではなく、ビジネスと環境の相関関係を的確に説明できる人材の育成も目的としています。

eco検定のメリット

eco検定を取得すると、自己のアピールやビジネスで役に立ってくれるでしょう。それだけではなく、自身の環境に対する意識も変わります。ここでは、eco検定を受験するメリットを紹介していきます。

自分のアピールポイントになる

環境問題に配慮した取り組みを積極的に行っている企業が増えている背景もあり、eco検定の取得は、就職や転職の際のアピールポイントとなってくれるでしょう。eco検定を取得しておくことで、環境問題への知識があることを示せます。最近では、eco検定の受験を推奨している企業も存在します。

また、eco検定に合格するとエコピープル*に登録できるのもメリットのひとつ。エコピープルに登録すると、名刺などに検定取得の証であるエコピープルマークを使用できるようになります。それだけではなく、エコピープル限定のセミナーやサロンへの参加も可能です。
*エコピープル...東京商工会議所による、eco検定に合格した人たちの呼称。

提案力や説得力を高められる

営業や企画をする際、環境に関連する要素があるとeco検定の知識が強みになります。ビジネスと環境との相関を詳しく説明して提案できるため、検定を取得していないよりも説得力が増します。

環境に関するビジネスに携わっている人の場合、検定取得が役に立つ可能性が特に高いです。取引先や顧客、消費者などにも環境問題を深く考え、配慮した選択をしているというアピールができて、説得力や提案力が強くなるでしょう。

環境への意識が高まる

eco検定で得られる知識は転職や営業の時だけではなく、日常生活にも役立ちます。勉強していくうちに知識や意識が高まり、日常においても環境に配慮した選択ができるようになるためです。情報過多な現代社会の中でも専門的な知識を持っておくことで、見聞きする情報が正しいものかどうかを判断しやすくなるでしょう。

eco検定は幅広い層におすすめ

eco検定は老若男女を問わず、あらゆる層におすすめできる試験です。学生の場合、就職活動の際にアピールポイントになります。また、それだけではなく、大学でも環境分野の授業にeco検定のテキストが使用されているケースがあるため、進学にも役立ちます。

社会人の場合は、先ほど触れたように環境が関わるビジネスでの営業や企画の際に知識が助けとなります。また社内の環境意識を高めるきっかけ作りや、転職にも活かせるでしょう。企業に属していない人でも、生涯学習の一環や地域振興などで、きっと知識が活躍します。

eco検定の受験方法

eco検定はインターネットを通じて申込みや受験ができます。ここでは、受験方法の詳細を解説していきます。

eco検定の試験日と検定料

eco検定は通常、年2回行われます。2022年の試験日程は、7月22日(金)~8月8日(月)と、11月11日(金)~11月28日(月)。申込期間は試験開始日の約1ヵ月前から10日間程度なので、受験する際には早めに申込をしておきましょう。1月11日(金)からの試験申込期間は、10月5日(水)~10月17日(月)です。

検定受験料は5,500円(税込)です。

eco検定の受験会場と方式

eco検定は、2021年度からIBT方式の受験を行っています。IBT方式とはインターネットを使って受験をする方法のことです。インターネット環境とwebカメラが必用になりますが、試験日や時間を自分で選べて、自宅や会社などから受験ができます。また、IBT方式は即時採点なので、すぐに合否が分かる点も魅力です。

タブレットやスマートフォンからの受験は不可で、対応しているのはパソコンのみ。推奨ブラウザは、Google Chromeの最新版です。

パソコンやインターネット環境がない場合は、各県のテストセンターなどの会場で受験するCBT方式を選択できます。ただし、CBT方式が選べるのは2023年度までです。CBT方式の受験には、受験料に別途CBT利用料が2,200円(税込)かかります。

両方式ともに、試験時間は本人確認や事前の説明を含めて90分程度です。

eco検定の受験資格

eco検定は特別な受験資格は存在せず、学歴・年齢・性別・国籍を問わず誰でも受けられます。ちなみに、合格者の最年少は9歳で、最高齢では86歳です。

特別な受験資格はありませんが、試験日当日は運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなどの、顔写真付きの身分証が必要です。身分証が掲示できない場合、受験は不可なので必ず用意しておきましょう。

eco検定受験の申し込み方法

eco検定の申し込みは、インターネットを通じて行います。Excertという受験サイトに登録し、受験日時を選択しましょう。CBT方式で受験したい場合は、この時に希望する受験会場も選択します。クレジットカード決済かコンビニ決済で受験料を支払えば、申込みは完了です。

eco検定の難易度

近年のeco検定合格率は70~80%程度と言われています。100点満点のテストで70点以上を取れば合格です。

東京商工会議所によるeco検定合格者へのアンケートからは、平均的な勉強期間は2ヵ月以内というデータが出ています。この点から、eco検定は比較的短期間で取得しやすい検定と言えるでしょう。

eco検定の勉強方法

eco検定の問題は公式テキストに準じて出題されます。そのため、勉強の際に公式テキストを読むのは必須。また、過去のeco検定の問題集も出版されているため、過去問を解いて出題傾向を掴んでおくと良いでしょう。

おすすめの勉強方法は、公式テキストを読んでから過去問題集を解き、分からない部分を公式テキストで復習し直す流れです。テキストや過去問の他にも、○×クイズ形式になったeco検定対策向けの無料アプリも存在するので、スキマ時間に活用してみてはいかがでしょうか。

eco検定で環境への知識を深めて

eco検定の受験者は年々増加傾向にあり、企業からの注目度も上がってきています。企業も個人も環境に配慮した選択をするためには、正しい知識が欠かせません。eco検定を取得して、知識を深め、広めてみてはいかがでしょうか。

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