1. トップ
  2. 「冬瓜」は「とうがん」以外になんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

「冬瓜」は「とうがん」以外になんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.12.29
undefined

朝晩の冷え込みも厳しくなり「冬」の到来ですね。そんな「冬」が名前に含まれる野菜に「冬瓜(とうがん)」があります。煮物などで召し上がったことがある方も多いのではないでしょうか。

さて、今回は上記の「冬瓜」の別の読み方を当てていただきます。

「冬瓜」の読み方!

読み方はあと3つございます。ただ、この問題をヒントなしに解くことは難しいかもしれませんね。

それでは、早速ヒントを発表します!

3つの読み方のうち、1つは「とうがん」とよく似ているんです。こちらから1文字違う読み方をお考えください!

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「とうが」「かもうり」「かもふり」でした!

「冬瓜」について

「とうがん」の他に「とうが」「かもうり」「かもふり」と、3つの読み方があるなんて驚いた方も多いのではないでしょうか。全て当てられた方はなかなかいないかもしれませんね。ちなみに「かもうり」は「氈瓜」と表記することもできます。

さて、上記の読み方のうち「とうがん」は「とうが」から変化した言葉、「かもふり」「かもうり」は「とうが」の古名なんだそう(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。ただ、そもそも「とうが」という植物についてあまりご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんね。この機会に辞書で確認してみましょう。

とう‐が ‥グヮ【冬瓜】〘名〙
① ウリ科のつる性一年草。アジアの熱帯地方の原産で、日本には中国を通して古くから伝わった。多くは春に種子を播くが、冬に苗を植えて翌冬収穫することもある。(中略)夏、葉腋にヘチマに似た黄色い花をつける。果実は大形の球状または楕円状で長さ三〇~四五センチメートル。果皮は淡緑色で熟すと蝋質の白い粉をかぶる。(後略)
② 葉茶壺の分類名称。主に一四世紀に使われた。後の「洞香」と同じともいう。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「長さ三〇~四五センチメートル」を誇るその果実の大きさは、実物を見ると迫力満点。目にしたことのない方は驚いてしまうかもしれませんよ。

ちなみに、この植物は名前に「冬」が含まれていますが、JAグループ公式ホームページによるとその旬は「冬」ではなく「夏」なんだそう。意外な事実に驚いた方も多いかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?

「冬瓜」は「とうがん」の他に「とうが」「かもうり」「かもふり」と読みます。

ちなみに「とうがん」は上記の植物の他にカボチャのことも表すそうですよ(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。