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「紿く」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.12.1
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今回ご紹介する言葉は「紿く」。

「終」の左側と「始」の右側を合わせたような不思議な漢字に送り仮名がついています。

常用漢字ではないので、すぐに読める方は少ないかもしれません。

さて、一体なんと読むのかわかりますか?

「紿く」の読み方!

では、早速「紿く」の読み方を発表します。

「台」からインスピレーションを受けて「だいく」や「たいく」と読んだ方は、不正解!

もちろん「しゅうく」でもありませんよ。

では、ここでいくつかヒントを出しましょう。

読み仮名は全部で4文字です。「あ」から始まる言葉を考えてみてくださいね。

あまり良い意味では使わない言葉ですよ。

さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?

正解は「あざむく」でした!

「紿く」の豆知識

普段は「紿く」ではなく、「欺く」と書くことのほうが多いかもしれません・

では、「紿く(あざむく)」とはどういう意味なのか、辞書で詳しく調べてみましょう。

①真実めかして他人をだます。
②自分の心に反する言動をする。偽る。裏切る。
③物事が予想などに反した結果となる。裏切る。
④~と区別がつかないほどである。~と見まがう。~にも負けない。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.27

 

引用の①~③のように悪い意味をもつ言葉ですが、④のように良い意味でも使われる言葉です。

「敵を紿く」や「本物を紿くほどの仕上がりだ」のように使うことが多いでしょう。

ちなみに「紿」は、糸がゆるんだ様子から作られた漢字だそうです。

まとめ

いかがでしたか?

「紿く」は「あざむく」と読みます。

普段はほとんど見かけない漢字なので、難しく感じた方が多いのではないでしょうか?

逆にすぐ読めた方は、かなり漢字が得意な方でしょう。

この機会にぜひ、「紿く」を覚えておいてくださいね!


参考文献:字通[普及版]