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夢はロボット工学者!でも算数嫌いだからムリ...という子をなくしたい。夢をかなえる「さんすうの本」

  • 2022.9.24

ロボット工学者になりたい、お医者さんがいい、それより科学者なんてカッコイイ...。子どもの純粋な夢を「算数が嫌い」という理由で諦めてしまうのは、あまりにももったいない。

小学校低学年から大学受験生までのべ100人以上の子どもたちに算数・数学を教えてきた社会学者・橋爪大三郎さんが、算数の入門書を刊行した。学校で算数につまずいてしまうことで将来の選択を狭めてしまう子を減らしたい、という思いが込められている。

2022年9月17日発売の『さんすうの本 ナンバーランドのふしぎな冒険』(山と溪谷社)では、「ナンバーランド」という不思議の国を舞台に、算数の基礎を理解していく。

「数の名前」「たし算」「ひき算」「かけ算」「わり算」「分数」「小数」「図形」「メートル法」「約数と倍数」「ふしぎな数の国」という11の建物をめぐりながら、算数のつまずきやすいところを学んでいく。

学年にとらわれずに各分野の基礎を知ることができるので、最近教育分野で注目されている「無学年学習」の考え方にも合う。

大人が読んでも、「こういう仕組みだったのかあ」と知的好奇心が満たされる。お子さんに上手に算数を教えるための参考にも活用できそうだ。

算数嫌いのお子さんにこそ読んでほしい1冊だ。数の世界を身近に感じることで、これから算数の授業が楽しい時間に変わるかもしれない。

■橋爪大三郎(はしづめ・だいさぶろう)さんプロフィール
1948年生まれ。社会学者。大学院大学至善館教授。東京工業大学名誉教授。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。
著書に『はじめての構造主義』『はじめての言語ゲーム』『正しい本の読み方』(ともに講談社現代新書)、『面白くて眠れなくなる社会学』(PHPエディターズ・グループ)、『誰がきめたの!社会の不思議』(朝日出版社)、社会学者・大澤真幸氏との共著に『ふしぎなキリスト教』(新書大賞2012を受賞)などがある。
小学校低学年から大学受験生まで、のべ100人以上の子どもたちに算数・数学を教えてきた経験から、「算数のつまずき」をサポートする重要性を痛感。本書は、著者はじめての子ども向けのさんすうの本となる。

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