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時代は「コスパ」から「タイパ」へ変わりつつある?!「タイパ」とはなに?どんな行動を指すの??

  • 2022.9.22
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新しい言葉ともいえる「タイパ」。 これは、タイムパフォーマンスの略から生まれた言葉です。 時間の効率的に使いたいという価値観や、時間をかけた物事に対して、満足感を得られたか、割が合うかどうかを対比する際に用います。

特に若者の中で使われる言葉であることから、「コスパ」の時代から「タイパ」の時代へと変わりつつあるともいわれています。

そこでここでは、「タイパ」という言葉について見ていきましょう。

「タイパ」とは

 

まずは「タイパ」という言葉について見ていきましょう。

「タイムパフォーマンス」の略

「タイパ」は新しく生まれた語句で、「タイムパフォーマンス」を略したものです。 ここでいうタイパは、無駄な工程を省くことや複数の作業を同時に行うといった効率的な動作を指すのではありません。

自分が費やす時間に対しての満足度が高かったり、成果が大きいと思われる行動をとっていくことを指します。

「タイパ」の代表的な行動

 

ここからは「タイパ」とされる代表的な行動を見てみましょう。

動画は倍速で見る

現在は多くの動画サイトに等倍速以上、再生スピードを1.5倍や2倍する機能が備え付けられています。 この機能を使って、動画を視聴するのです。 そうすれば、再生時間を短縮できます。

例えば、最近話題のドラマが1時間ものだったとします。 それを倍速で視聴すれば30分で1話見ることができます。

SNSの発達もあり、話題となるドラマやアニメは膨大な数があります。 それらをチェックしておかないと友人知人との会話に置いていかれてしまうかもしれません。 それを防止するにも、話題となりそうな作品は1つでも多くチェックする必要があります。

しかし、1日は24時間しかありません。 寝る時間や他の活動の時間も含めると、情報収集の時間はぐぐっと減るでしょう。 そのため、作品をじっくり見ることよりも1つでも多くネタを手に入れるためにも、倍速などでの動画視聴は必須になるのです。

つまり、作品を「内容を楽しむ」エンタテイメントではなく、「情報を得る」ためのコンテンツとして重きを置いている行動と言えるのではないでしょうか。

映画を観たり、ミステリー小説を読むならネタバレをチェックしてから

映画を観る際にはどんなエンディングとなるのかを把握してから視聴したり、りミステリー小説なら犯人を知っておいてから読みはじめるといった「ネタバレをチェックしてから」というのも「タイパ」の代表的な行動と言えます。

一見すると結末を先に知るなど、無意味で作品を楽しむための足かせになると思うかもしれません。 しかし、作品の概要や展開を把握しておくことで混乱しないようにしておく、という考えがこの「タイパ」の中にはあります。

ミステリー小説で犯人を先に知っておけば、その人物の行動や発言に常に注目できますし、作者のミスリードに乗ることもありません。 そのミスリードにしてやられた!と思うのがミステリーの醍醐味だ、といった考えについては一切考慮しない効率的な作品との向き合い方ということになりますね。

作品を楽しむものではなく、情報を得るために失敗しないための行動と言えます。

音楽を聴くならイントロはカット

音楽を聴く際に、イントロを邪魔なもの判断してカットして聴くという行動も「タイパ」的な行動です。

音楽には、曲によりますが10秒~30秒ほどのイントロがあります。 長いものだと1分近くある曲まで存在します。 このイントロ部分を余分と判断して、ボーカルが入っているところから聴くという行動です。

人によってはAメロ部分なども飛ばし、サビだけ聴くということもあるようです。

こういった視聴方法の変化を把握して、冒頭すぐにサビに入る曲やイントロをほとんど入れない、という曲も近年増えてきているようです。

「コスパ」との違い

 

時間的効率を求めている「タイパ」。 これは「コスパ」となにが違うのかも見ておきましょう。

買い物で見る「コスパ」派と「タイパ」派の行動の違い

食料品などを買いに行く際、スーパーの広告を複数見比べて、A店ではキャベツと洗剤が安い、B店では箱アイスが特売だ、C店がお肉が安い日だなんてチェックをしてから複数のお店をはしごするなんてことがあると思います。 明日ならB店でティッシュと洗剤が安いから、A店で洗剤を買うのは止めて明日またB店に行こうだなんて計画を立てることもありますよね。 人によっては、よく買うものの底値を覚えておいて、特売なんてウソじゃんなんて脳内ツッコミを入れながら買い物計画を立てる人だっているでしょう。 これは、いずれもより安く買い物をするため、「コスパ」を重視しての行動となります。

しかし、お店とお店の間というのは距離があるもので、同じ駅前のお店の移動だって5分かかったりするなんて言うことは珍しい話ではありません。 このお店とお店の移動を無駄と判断し、多少高くても1つのお店で買物を完結してしまうのが「タイパ」的な行動になります。 10円20円安いものを飼うために、重い荷物を持って複数のお店を移動することに時間をかけることに成果を感じないという考え方ということになります。

まとめ

昨今は「タイパ」を重視するという考え方が出てきました。 これは、「タイムパフォーマンス」を略して生まれて来た考え方です。

とはいえこれは、同時に複数作業を行うであったり無駄な工程を省く努力をするといったことではありません。

多くは、情報を多く収集するための行動です。 例えば「動画を倍速で視聴する」「展開を把握するために積極的にネタバレを受ける」といった行動があります。

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