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予防法はある? 妊娠初期のママが知るべき「流産」の種類4つ

  • 2015.10.26
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【ママからのご相談】

最近、妊娠が発覚しました。しかし、まだ心拍は確認できず、子宮内に出血があるということで不安な毎日です。妊娠初期は一番流産しやすいと聞いたのですが、流産してしまう確率はどれくらいなのでしょうか? 流産予防のためにできることがあるなら、しておきたいです。

●A. 初期流産予防の特効薬はありませんが、ママにできることはあります。

ご相談いただきありがとうございます。ママライターのましゅままです。

妊娠判定が出てから、確定するまでの間は悪いことを考えてしまいがちですよね。私もすぐにお医者様に、「おめでとうございます」と言ってもらえず、心拍が確認できるまでの数週間とても心配になりました。残念ながら、流産を予防するための特効薬は存在しません。ですが、ママが少しでも赤ちゃんのためにできることはあります。

●妊娠初期のママが知るべき流産の種類4つ

流産にはさまざまな種類、症状があります。

●(1)化学的流産

早期に妊娠検査薬を用いて陽性反応が出たのに、数日後に生理の血液とともにすべて流れてきてしまうことです。着床したものの胎芽の力が持続できず、胎のうが確認される前に発育がストップしてしまうのです。

処置は特に必要ありません。化学的流産は“流産”としてのカウントには入らず、妊娠検査薬を早いタイミングで試さなければ気が付かない流産なのです。

●(2)完全流産

出血、陣痛のような激しい腹痛を伴い、子宮内のものがすべて外に流れてしまう流産です。

●(3)不全流産

子宮内のものが外に流れて、一部が子宮内に残ったままになる流産です。出血が長く続きます。子宮内をきれいにする処置が必要です。

●(4)稽留流産

出血や腹痛の症状がないのに、胎芽の心拍が止まってしまっていることです。

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いずれの流産の場合も、流産と診断されてからはそれを止める術はありません。

●流産の主な予防法3つ

流産の予防としては、

・安静にする

・おなかを冷やさない

・葉酸を摂取して胎芽の細胞分裂を助ける

ことです。ですが、これらの方法が確実に流産予防に効果があるという根拠はなく、先にも述べたように流産の診断が出てからそれを覆すことはできません。

●流産の原因の多くは“先天的な異常”

流産の多くの原因は胎芽の先天的な異常によるもので、受精したときからその運命は決まってしまっていたものです。その他にも子宮の異常や精子の異常などがありますが、どれもママのとった行動が直接関係するということはないのです。その半面、ママのとった行動で直接流産を予防できるということもありません。

もしも、残念ながら今回が流産と診断されてしまっても、自分を責める必要は全くありません。流産は、全妊娠の8~20%に起こっていることで、決して珍しいことではないのです。

ママの心が落ち着いたら、また次の妊娠に向けて前向きに取り組んでくださいね。あなたの腕にかわいい赤ちゃんを抱ける日は、きっとやってきます。

【参考リンク】

・流産 | みずうち産科婦人科

●ライター/ましゅまま(ママライター)

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