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職場の雰囲気が悪いと感じたら、「良い思考のクセ」を身につけよう

  • 2022.9.20
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出典:シティリビングWeb

少し前に男女脳について話題になりましたが、最新の研究においては、後天的に獲得していく行動様式によって、男性も女性も「個性」という「差」ができるだけに過ぎないということが分かっています。

例えば、「嫌われたくなくて頼まれた仕事を全て引き受けてしまう」女性。男性に比べて女性はサポート的な仕事をすることが多いと言われますが、オフィスにおいては男性でも頼まれた仕事を断れない人はいます。

性差ではなく個体差による分業と言えばいいのでしょうが、まだまだ過去の価値観や因習・業界慣習・文化にとらわれて働いている人も多く、女性の生きづらさ働きづらさは、あちこちから聞こえてきます。男性だって生きづらさを抱えている人はたくさんいますので、「働きづらい」原因がどこにあるのか、各自が認識しておいたほうが良いのです。

“自分の思考のクセ”を知ることで、コミュニケーションが各段にスムーズになります。

「自分の思考のクセ」を知ることから始めてみて

職場の人間関係が悪くなっている場合、マイナスでギスギスした雰囲気をなくすことが当面にできる解決策です。いわゆる批判、侮辱、自我防衛による自己弁護、逃避は、大人のコミュニケーションとしては取ってはいけない「悪い思考のクセ」といわれています。

また、良い関係性を創るためのコミュニケーションは、感謝、尊敬を示す、ありのままの自分でいる、誠実さと言われており、「良い思考のクセ」と言えるでしょう。

マイナスをゼロにし、ゼロをプラスに転じるために改革するのは、まず「自分の思考のクセ」を知ることから始めましょう。古い体質の職場では、滅私奉公といいますか、自分を殺して目的遂行のために無心で自己犠牲的に努力することが美徳とされてきました。それはストレスがたまる抑圧された働き方です。

過去と他人は変えられません。伝統や因習にとらわれ、誰かの思い通りに働くというよりは、自分という存在を自分が無条件に肯定し、できる範囲で職場に貢献し、未来と自分のために働いてこそ、自分起点の幸せな未来が拓かれていきます。

業界や職種ごとの特性は考慮しつつも、自分らしく「働く=社会に参加する」ことが求められている時代です。「一人はみんなのために、皆は一人のために」は、チームビルディングの基本の考え方ですが、今一度見つめなおしてみてください。仕事は一人ですることと、皆ですることとのバランスが大切です。

ハッピーな自分があってこそ、職場全体の幸せも創り出せる

私たちは誰かを幸せにするために働いているのではなく、幸せな人生を送るために生まれてきたはず。ハッピーな自分があってこそ、職場全体の幸せも創り出すことができます。

コミュニケーションは、職務遂行のための手段でありプロセスです。結果を求められるのが「仕事」ですが、職場においてみんなで円滑に成長していくためには、コミュニケーションというプロセスを見つめなおし「良い思考」でチームが一丸となることが求められます。

男女差は単なる個性差です。女性の社会進出は道半ばですが、男性の家庭進出もこれからでしょう。輝く「自分」は、誰よりも何よりも尊い存在です。自己中心的になるというのではなく、自己を肯定しつつ自分を敬い、ゆるぎないありのままの自分を起点に、マイナスをプラスへ転換していきましょう。

筆者もコミュニティを運営していますが、「同志」という存在が心の支えになることがあります。相手の幸せや成功を自分のことのように喜べる人が、真の「仲間」ではないでしょうか。職場のハッピーを阻害しているマイナス要因があるならば、「良い思考のクセ」を自分自身が身につけているか点検してみてくださいね。おのずとコミュニケーションの質も変わっていきます。

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