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「よかった!無事だったんだ!」LINEが既読になり安堵した夫。しかし妻から返信なくさらなる困難が

  • 2022.9.20
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夫婦円満だと思っていた夫と、夫への不満が募り離婚を決意した妻。夫は離婚という現実を突きつけられて初めて、自分が妻子にしてきたひどい言動に気づいた。「別れたくない!もう一度やり直したい!」関係修復を図るため、夫は育休を取ることを決意し、妻子のいる義実家へ向かった。

上司に背中を押され、妻と娘との時間を取り戻そうと動き出した夫。仕事を終え、妻子のいる義実家へ新幹線で向かう途中、新幹線が停車してしまった。車内は真っ暗。

原因は大きな地震。震源はなんと妻子がいる場所だった。慌てて妻に電話を掛けるけれど、何度かけても繋がらない。


「頼む、無事でいてくれ……!」

SNSには、割れた窓ガラスや倒壊した家屋の写真、凄惨な被害状況を伝える投稿が溢れかえっていた。震災の被害の大きさを目の当たりにするほど、妻子への不安は増してゆく。

心の中で、雪穂と結の無事を祈る夫。そのとき、LINEに既読がついた……!

とりあえず、生きてる!

ホッと安堵するも、夫にはさらなる困難が待ち受けていた……。

「無事だったんだ!」安堵するも妻からの返信はなく……

「よかった! 無事だったんだ!」

LINEに既読がついたことで、とりあえず読んでくれたことだけは確認できた。

「結は大丈夫? 俺もそっちに向かってる」

すぐに返信したけれど、その後妻から返信はなく、既読もつかないままだ。

新幹線が運転開始し、義実家近くの駅にやっと到着した。しかし、そこには思わぬ張り紙が! 電車がすべて止まってしまっていた。

ここからどうやって、最寄りの駅までいけばいいんだ……。

夫は途方に暮れる。


著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち

ベビーカレンダー編集部

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