伊勢丹新宿店で自然派カフェとファッションの聖地を回る至福の1日を

今回紹介するのは、伊勢丹新宿店の中にある、自然派カフェ「HATAKE CAFE（ハタケカフェ）」と、25周年を迎えたファッションの聖地的存在の「ReStyle（リ・スタイル）」です。

◆伊勢丹新宿地下2階に癒やしの空間「HATAKE CAFE（ハタケカフェ）」

伊勢丹新宿店の地下２階に降りて、フロアの奥へ進んだエリアに「HATAKE CAFE（ハタケカフェ）」はあります。オーガニックコスメやナチュラルフードをそろえた複合ショップ「ビューティアポセカリー」と隣り合っていて、このゾーン全体にヘルシーな雰囲気が漂っています。「体に優しい料理」と「癒し」というコンセプト通りのたたずまいです。

カフェの中は、百貨店の地下とは思えないほど、グリーンが豊富で、名前の通り、田園や森にある畑を訪れたかのよう。インテリアには天然素材がたっぷり使われていて、カウンター席もテーブル席もぬくもりや落ち着きが感じられます。友だち同士や同僚、カップル、親子など、どんな相手や目的でも使いやすそうな、居心地のよい空間です。

メニューは料理も飲み物も野菜がいっぱい。ランチでは「HATAKEの野菜スペシャルランチセット」（1,890円、税込み）や「HATAKEの野菜スペシャルコース」（3,980円、税込み）がおすすめ。スペシャルランチセットのほうでもスープ、野菜の前菜10種盛り合わせ、ミニココット料理、フォカッチャ、小さなドルチェ、飲み物と、たっぷりの食べごたえ。スペシャルコースのほうは10種の野菜のテリーヌや選べるパスタ、選べるデザートなども用意されていて、さらにリッチな気分でランチを味わえます。

ホテルで提供されることが多いアフタヌーンティーもこちらで楽しめます。もちろん、野菜が主体なので、ギルトフリー感覚で堪能できそう。ドリンク類もスムージーやビオワインなど、健康に配慮したメニューがそろっています。それぞれの席が広めにしつらえてあるのも、穏やかな気持ちで過ごしやすい理由。伊勢丹新宿店でショッピングの合間に、フロアを降りるだけで楽々アクセスできるから、お買い物デーの中休みスポットに組み込みたくなります。

HATAKE CAFE（ハタケカフェ）

住所：東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店 本館地下2階

電話：03-5925-8220 直通

営業時間：午前10時～午後８時 不定休（伊勢丹新宿店の営業スケジュールに準じる）

https://www.mistore.jp/store/shinjuku/shops/restaurant/hatakecafe.html

◆圧倒的なファッション感度と品ぞろえ！「ReStyle（リ・スタイル）」

多くのおしゃれ好きは自分が頼りにする「切り札ショップ」を持っているものです。伊勢丹新宿店の本館3階にある「ReStyle（リ・スタイル）」は、リストの筆頭に名前を挙げたくなるような、特別感の高い自主編集ショップ。ここのディスプレイを眺めて回るだけで、ファッション感度が磨かれる気がするほどの発信力で知られています。

国内外からセレクトした70以上のブランドは圧倒的な品ぞろえ。しかもヴィンテージまでカバーしています。独自のコンセプトで編集・発信する百貨店ショップの先駆け的存在。2021年に25周年を迎えました。四半世紀をかけて育まれた審美眼と信頼感は、オンリーワンの強みです。

勢いに乗るブランドのポップアップストアが頻繁に開催されているのは、ここを訪れる人たちの感度が高いから。もちろん、目利きバイヤーたちのチョイスにかなったブランドばかりなので、定期的に足を運べば、「今、ファッションの世界で起きていること」をつかめます。

「トレンド迷子」という言葉がある通り、シーズンごとのトレンドをつかむのは、なかなか難しいところがあります。でも、「リ・スタイル」の売り場に並んだアイテムをウォッチしていると、自然と今の傾向が頭に入ってくる気がします。１点だけトレンド物を取り入れるだけでも、手持ちワードローブを新しい印象で着回しやすくなるので、新顔アイテムの登場を早めにキャッチしておくメリットは大です。

「リ・スタイル」の提案は、その人らしい着こなしに寄り添うような感じだから、自在のスタイリングに導いてもらえます。よそではなかなか出合えないアイテムも珍しくないので、自分でも気づかなかった、別のキャラクターを引き出すきっかけももらえそうです。

ReStyle（リ・スタイル）

住所：東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店 本館3階

電話：03-3352-1111 大代表

営業時間：午前10時～午後8時 不定休（伊勢丹新宿店の営業スケジュールに準じる）

https://www.mistore.jp/store/shinjuku.html

https://www.mistore.jp/shopping/feature/women_f3/restyle_w

まだあちこち出歩くのはためらわれがちなだけに、同じ百貨店内での「上下移動」だけで済む、コンパクトなショッピングや食事には気持ちが引き寄せられます。ファッションや食、美などに抜群の信頼を持つ「伊勢丹」というブランドならではの安心感は格別。残暑が続く時期でも、館内では涼しく過ごせるうえ、主要な地下鉄駅から直結しているという快適なワンストップの魅力も見逃せません。さらに、地下の食品フロアは目移りしてしまいそうな充実度だから、ランチを「ハタケカフェ」で食べて、「リ・スタイル」を巡り、最後にディナーを買い込んで帰るという「１日丸ごと伊勢丹」も試してみては。

プロフィール／宮田理江

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター。

多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションなどを幅広く発信。自らのTV通販ブランドもプロデュース。著書に「おしゃれの近道」（学研パブリッシング）ほか。野菜好きが高じて、野菜ソムリエ（日本野菜ソムリエ協会）資格を取得。

https://riemiyata.com/