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彼は私がいないとダメなの!執着しすぎる「共依存カップル」が危険なワケって?

  • 2015.10.25
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「お互いがいないと生きていけない!」 恋愛ドラマの一面でありそうなセリフですが、女性としては男性から言われたい“ロマンチック”なセリフのひとつかと思います。

筆者が5,200件以上の恋愛・結婚相談を受けてきた中で、“お互いがいないと生きていけない”というカップルは、下記の2パターンあります。

(1)お互い、精神的に自立していて、2人でいることで、より楽しくなる (一人でいても、それなりに楽しい)

(2)お互い、精神的に自立しておらず、2人でいても寂しい気持ちになることがある (一人でいるなんて、寂しくて耐えられない)

価値観の違いはあれど、どちらが幸せかなのか……。

そこで、今回は恋愛コンサルタントの筆者が、お互いをダメにする“共依存”カップルについてお伝えします。

 

■実は、世話の焼きすぎは「自分のため」の行動!?

上記のパターンで別れない方が幸せなのは、もちろん前者のカップル。 後者のカップルは、たとえばアルコール依存症の男性と、それを支える恋人や妻という組み合わせに当てはまる場合があります。

アルコール依存症の患者の面倒を甲斐甲斐しく見ているパートナーは、 愛情深く、素晴らしい人のように見えます。 しかし、世話を焼きすぎることで、相手の自立を妨げ、飲酒をなかなかやめられない環境を作る“根源”ともなり兼ねません。

「この人は、私がいなければ何もできない」 と思う一方で、お酒を取り上げることはしないわけです。 つまり、相手に尽くすことで、自分が役に立つ存在であることを確認するため、その対象を失いたくないのです。

“相手を支える自分”という役割を演じるために、相手を利用しダメにしているのです。自分が存在するために、誰かに依存するこのような関係を“共依存”と呼びます。

 

■「共依存」に陥りやすい人って?

共依存に陥りがちな人は、自分自身の“自己評価”が著しく低いため、ツライ思いをして誰かに奉仕することで、 “自尊心”を支えています。 本来、恋愛や結婚は 「二人でいることで、一人でいるより楽しい時間が持てる」 というもの。

相手に人生を捧げる関係は、時間が経つにつれてお互いにくたびれてきますので、付き合いが長くて親密でも幸せな関係とは言い難いでしょう。

もし、「自分が共依存か?」と感じたら、共依存の情報収集をして、現状を分析しましょう。 そのうえで、あなたが彼とどうしたいのかを決めるのがいいのです。

筆者は、共依存の関係になるのであれば、別れるのが一番いいと思いますが、結婚している場合はスグにというわけにはいかないですよね。 時間がかかっても“あなたの決断で”決めることが大切です。

 

どんな決断であっても自分自身で判断することが一番の解決法なのです。最愛の人とは、精神的に自立していて2人でいることで、より楽しくなる関係を築いていきましょう。

【著者略歴】

※ 橘つぐみ

つぐみ恋愛相談所代表。テクニックだけでなく、ポンポンッとうまくいく雰囲気も教えるコンサルや勉強会が人気。著書は『野性の勘で恋せよ乙女!』(講談社)『最終彼氏の見つけ方』(大和出版)他。2児の母。

・・・恋愛コンサルタント。

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