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“砂漠の天使”「スナネコ」、実はペットにすると大変!な「ウラのカオ」衝撃映像

  • 2022.9.15
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かわいいけれどペットには向かないスナネコ((WWFジャパンの動画「飼育員さんだけが知ってる あのペットのウラのカオ」より))
かわいいけれどペットには向かないスナネコ((WWFジャパンの動画「飼育員さんだけが知ってる あのペットのウラのカオ」より))

コツメカワウソやスローロリスといった、動物園で人気があり、しかも「ペットとして飼いたい」という声もある野生動物の保護を訴える動画「飼育員さんだけが知ってる あのペットのウラのカオ」の第6弾「スナネコ」が9月13日、公開されました。一見かわいいけれど、ペットとして飼うのは難しく、しかもペット化が絶滅の危機を招きかねない動物たちの「裏の顔」の衝撃映像を見てもらうことで、ペットにするのを思いとどまってもらう狙いです。

気性が荒い肉食獣

公益財団法人「世界自然保護基金(WWF)ジャパン」(東京都港区)が、国内の動物園4園と協力して行っているキャンペーンの一環で、8月9日からネット上で動画を順次公開しており、今回のスナネコで全6種類の動画がそろいました。

9月13日公開のスナネコは「砂漠の天使」とも呼ばれるかわいらしさで、動物園の人気者ですが、動画では、気性が荒い肉食獣で鋭い牙を持っていることや、高い湿度が苦手で空調に多大な手間と費用がかかること、発情期には大きなうなり声を一晩中上げることなどを解説。最後に、生息地の開発ですみかが奪われていきつつあることを指摘して、「動物を愛するあなただからこそ、ペットにしても幸せにできない動物がいること、知ってください」と呼び掛けています。

現在、コツメカワウソとショウガラゴ、スローロリス、フェネック、コモンマーモセットの「ウラのカオ」動画も公開中。動画の撮影は、井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)、上野動物園(東京都台東区)、京都市動物園(京都市左京区)、那須どうぶつ王国(栃木県那須町)で行われました。

WWFジャパンは「野生動物のペット飼育は、『絶滅の危機につながる』『密猟・密輸を招く』『感染症の病原体保有の可能性』『動物福祉の実現が困難』『外来生物のため、在来種に悪影響を与える恐れ』という5つのリスクがあると知ってほしい」と呼び掛けています。

動画はWWFジャパンのホームページ内特設サイト「飼育員さんだけが知ってる あのペットのウラのカオ」で見ることができます。

オトナンサー編集部

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