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「ダ、ダメだぁ~」産気づいた友人の子を取り上げた場所とは…!?【体験談】

  • 2022.9.13
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約6年前、ママ友の出産に付き添ったときの体験談です。

友人の出産に付き添うことに…

約6年前の話です。当時、私の娘2人は小学生、友人が5人目を妊娠していました。もともと出産に付き添う予定はなかったのですが、ある日、娘たちが学校に行ったあと、朝から陣痛が来ていると電話があったので、私は友人の第4子を抱っこしながら、第3子を幼稚園に連れていきました。

友人宅に戻ると、生まれそうだということで、私が陣痛タクシーを呼び、友人の第4子を私が抱っこして、一緒にタクシーに乗りました。友人は「ヒーヒーフー」と言いながら、「生まれちゃいそう」と言うので、私は助産師さんに連絡。

タクシーの運転手さんはカーナビ通りに走っているのですが、明らかに遠回りなので、助産師さんに電話をしながら、タクシーの運転手さんに道案内をしました。

「生まれそう」と友人が言うので、「えー!どうしよう……」と思いつつ、「もう少しで着くから頑張って~」と声をかけたのですが……。

え、タクシーで生まれちゃう!?

次の瞬間、「ダメだぁ〜」と言って、赤ちゃんがツルっと出てきてしまいました。私が赤ちゃんを取り上げたのですが、どうしていいかわからず慌てていると、友人が「泣かせて〜」と言うので、一生懸命背中をトントンして泣かせました。

なかなか泣かなかったので、一瞬焦りましたが、ちゃんと泣いたのでひと安心。それから産院に着くまでの間、赤ちゃんと友人がへその緒でつながっていたので、どうしようもできず、私はすごい格好で赤ちゃんを抱っこすることに。案の定、筋肉痛になりました。

助産師さんには、「赤ちゃんにタオルをかけてあげたら満点だった」と言われましたが、そんなことを考える余裕もありませんでした。まだまだ暑い季節でしたが、とてもきれいな出産でした。

武勇伝のように伝えてあげたい

無事に生まれてきたのでよかったのですが、何かあったらと思うと恐ろしいです。タクシーの運転手さんも陣痛タクシーとはいえ、「実際にタクシーで生まれちゃったのは初めて」と言っていました。

その後、友人の夫も駆けつけ、私がいなかったらタクシーで生めなかっただろうと感謝されました。 いまだに友人関係は続いており、その赤ちゃんは来年には小学生になります。少しずつ、タクシーで生まれたことを教えているのですが、まだまだちゃんと話せません。いつか、たとえば結婚するとき、奥さんになる人に教えてあげたいです。

友人の出産に付き添ったところ、タクシーの中で生まれたという、本当にありえないような体験でした。出産は、看護師さんや助産師さんがいて、環境が整った中で生まれるのが当たり前だと思っていましたが、「本当に何が起こるかわからないもの」と感じた出来事です。

監修/助産師 REIKO


著者:kazueno

中1・高1の娘の母です。子供達もだいぶ大きくなり、少しずつ自分の時間増え、5年前、11年ぶりに、パートですが、仕事を始めました。

ベビーカレンダー編集部

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