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「これじゃ無理」生理休暇の取得率が悪い…職場で改善された名案とは?

  • 2022.9.10
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私は、生理症状がひどいときには、生理休暇を取得するようにしています。しかし、少し前までは生理休暇をまったく取得していませんでした。私が生理休暇を安心して取得できるようになったのは、職場でのある配慮がきっかけです。

私の職場での休暇の取り方

私の職場では、休暇を取るときはホワイトボードにある自分の名前の隣に休暇名を書くことになっています。例えば、有給休暇を使うときは、名前の横に「有休」と自分で書くのです。

このホワイトボードは、全員の目に付く場所にあり、有給休暇だけでなく、忌引や半休などを取るときも、ホワイトボードに「忌引」や「半休」のように、休暇名を書くことになっていたのですが……。問題になったのが、生理休暇のときの扱いです。

生理休暇の取りづらさの一因は…

あるとき、管理職から「生理休暇の取得率が低い」と指摘されたことがあり、そのときに職場で話し合いが持たれました。その結果、生理休暇の取得率が低い一因は、あのホワイトボードにもあるのではないか、ということになったのです。

つまり、生理休暇を取るときは、ホワイトボードに「生理休暇」と書かなければならないとなると、職場の人全員に「あの人は生理で休んでいる」ということがわかってしまう……。ホワイトボードに生理休暇と書くことにためらいがあるからみんな書きたがらず、生理休暇の取りづらさを助長し、取得率も低いのではないか?という結論になりました。

職場で改善されたこと

その後、職場でさらに話し合った結果、生理休暇の場合、ホワイトボードには「有休」と書き、書類上は「生理休暇」として申請することが認められるようになりました。

有休とホワイトボードに書けば、生理で休んでいると全員に知られることはなくなり、生理休暇を取得する抵抗感が薄れます。しかも、書類上は生理休暇として扱ってもらえるとのことで、職場全員でこの案に大賛成しました。

その後、生理休暇の取得率が上がったかどうかは管理職からはっきり言われていません。ただ、私は「積極的に生理休暇を使おう!」という気になり、これ以降生理休暇を度々取得するようになりました。生理休暇の取得のためには、こうした細やかな配慮も必要なのだと話し合いを通じて思いました。

著者/nanoka22
イラスト/おんたま
監修/助産師 REIKO

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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